| BLOG TOP | 地図& en=gawa 利用案内 スケジュール |  |
検索 | RSS | ATOM |
高円寺純情出版界2011年6月6日の定例会についてお知らせします。この会のために本日の営業は7時半にて終了させていただきます。
高円寺純情出版界は会員制の勉強会で、その時々に話題となっている
出版をめぐるテーマに関して、ゲストをお迎えしています。

※本日の会はすでに申し込みを締め切っていますが、
 一度参加していただくと、次回より定例会のご案内を
 MLにてお送りいたします。



高円寺純情出版界2011年5月(今回は6月6日実施)の定例会は
電子出版ビジネスの市場拡大をサポートを目指して設立された
(株)出版デジタル機構の植村八潮会長と沢辺均氏を講師にお招き
します。

「あらゆる端末、あらゆる書店、あらゆる出版社を結ぶ架け橋になる
ことで、すべての著者、読者が参加できる場」を作り、「5年で100万
タイトルのコンテンツ制作と、2000億円規模の市場の創出を目指す」
とする出版デジタル機構ですが、4月に設立されたばかりで、なかなか
その全体像をつかめていない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回の例会では、出版デジタル機構の目的や具体的な業務内容、
電子書籍市場の拡大、電子取次業、東北支援などについて、詳しく
お話しいただきます。

 <詳細>

●第30回定例会タイトル
「出版デジタル機構とはなにか」

●講師
植村八潮(出版デジタル機構 取締役会長)
沢辺均(出版デジタル機構)

●開催日
2012年6月6日(水)

●定例会次第
18:30 受付開始
19:00 開会
19:00〜21:00 講師講演+質疑応答
21:00〜23:00 懇親会(会場近辺を予定)

●場所:「庚申文化会館」

・・・・・・・・・・・・

以上のような勉強会を隔月で開催しています。
最新情報をできるだけ情報源に近いひとからお聞きして学ぶこと、
また業界内で信頼できるネットワークを構築することを目的として、
有志によって運営されています。
author:信愛書店 en=gawa, 17:52
-,
ブックコーディネーターというしごと◇内沼晋太郎さんにお聞きしました@高円寺純情出版界
新聞や本にのるのがだいすきなhana。
それが紙でなくなってしまったら・・・

のる楽しみがなくなってしまう!
絵本から出てきたポムもおおいに気をもんでいます。

     s-2010Dec7 hana 040.jpg
           (本の未来は僕らの手の中に)

LIBERTINES MAGAZINE No.4
特集は;電子書籍のある生活。

内沼さんはこの特集で15人の先端的なひとたちに
会ってインタビューをしています。
活字にならなかった部分で内沼さんがおおいに
刺激を受けたはなしなど、それをお聞きしてから
もういちど読み直してみるとなるほどとても面白く
かんじました。



「紙であれタブレットであれ、本の面白さと読書の
楽しみ方が多様であるといいな、とおもう。」
その周辺でしごとをしていたい、と語る内沼さんでした。
その発想は現代アートにも通じるものがあるので
これからますます活躍の場が広がりそうです。

若い世代の参加者がふえて、いっそう元気になった
高円寺純情出版界でした。
author:信愛書店 en=gawa, 10:55
-,
三択問題☆電子書籍&MAGAZINE&書店の物語
webニュースで速報を読んだものを翌朝の新聞で追認
する、 これがペーパー新聞のすがたとなっていますが
それにしては読みでの少ない記事があふれているので
残念です。

おこった事件やできごとの背景をさらに掘り下げて
しろうとのおしゃべりではないプロフェッショナルとしての
しごとをしてほしい。
新聞紙面には大容量の情報を掲載できる強みがある
のにそれをじゅうぶんに生かしているとはおもえない。
横並び記事ばかりでとにかく冒険が足りない、
『新』聞、という名が泣きます、これでは。

ひるがえって出版業界の話。

『我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す』
  中西秀彦 印刷学会出版部
・LIBERTINES MAGAZINE No.4
  太田出版
『ヨーロッパ 本と書店の物語』
  小田光雄 平凡社新書

    

なだらかな下降曲線(きれいな表現を使いました)で
衰退しつつある従来型の出版業界です。
数あるなかで面白いものを並べてみました。

小田さんの新書は出版と本屋に情熱を込めて入れあげた
ヨーロッパの人びとのすがたが生き生きと描かれています。
とくに書店を描く筆先には(タッチ、か)愛情がこめられて
いて、時代の空気が鮮やかに再現されています。
出版から見たヨーロッパ現代史がコンパクトにまとめられて
いる1冊です。

『我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す』、じゅうぶんに
刺激的なタイトルにおもわず手が伸びます。
京都の老舗の印刷会社・中西印刷7代目。
激変する印刷・出版の現場からのレポートと辛口の
コメントを読みながら笑ったり青ざめたりすることが
できる1冊です。

LIBERTINES MAGAZINE No.4
太田出版
特集:「本」の未来は僕らの手の中に

17本の全インタビューをしたのはブックコーディネーター
内沼晋太郎さん。
『本』をめぐって刺激的な対談となっています。
このお仕事をテーマに内沼さんをお迎えするトーク会が
あります。
通常は会員制ですが、お席がまだすこしありますので
内沼さんのお仕事に関心あるかたなどにもぜひご参加
いただきたいと考えてここにご紹介をいたします。

高円寺純情出版界12月の定例会
「内沼さんの仕事 〜未来の「本」の仕事」
2010年12月6日(月)

●定例会次第
18:30 受付開始
19:00 開会
19:00〜21:00  講師講演+質疑応答
21:00〜23:00 懇親会(会場近辺を予定)

●場所:「庚申文化会館」高円寺純情商店会集会所
高円寺北3−34−1(高円寺駅北口を出て、庚申通りを
早稲田通り方面に直進、高円寺文庫センターを過ぎて
すぐ右手に庚申塚、左手にビデオ屋ドラマがあります。
ビデオ屋の向かいが庚申文化会館です)
●入会費     500円(初回参加者のみ)
●参加費     500円/回

●参加希望者は事前に下記アドレスまでご連絡ください。
kjs2007book@gmail.com

------------------------------

○氏名
○所属
○懇親会参加の可否:参加 不参加
(どちらかを削除してください)
--------------------------------
author:信愛書店 en=gawa, 12:16
-,
「積極的受身」の態度を提案;『校正のこころ』をめぐる対談は満月の夜
雨でお月見はできませんでした。

hanaもいろいろおもうところがあるのだけれど
うまくいえないので、すこしうとうとしてみました。



専務(まま)が本のお勉強会に参加してきたようです。
『校正のこころ』を書いた大西寿男さん、そしてもうひとり
前田年昭さんのおはなしがあったんだって。

校正、って間違い探しのおしごとだとおもったらそれだけじゃ
ないそうです。
品質保証。
あたたかい言葉はよりあたたかく、冷たいことばはより冷たく。

     

なのに表にみえない、そういったおしごと。
言葉が『本というからだをもって読者の前に立つ』

そうか、hanaもおしゃべりするんだけどどうして
本にならないのかな、とおもってたのがすこし
わかった気がします。
すこしだけ。

だれもhana語を校正してくれないからだ、とおもいます。
でもねこは本がなくてもいいので気にしてません。

そして前田さんのおはなしに電子書籍を作るのはかってに
できるんだけど、販売する大きな電子本屋(?!)が
モノによってそれを売ってくれない、ことがありました。
怪我して血が流れてるマンガがもういけない。
その会社の国はたぶん世界でいちばんたくさんの血を
流すおおもとなんじゃないかとおもうけど。

そういうこともふくめて、じぶんらで勝手にこうして
webで発信したり、好きなこと書いてプリントして
配ったりができる、っていうことはとてもだいじな
ことだ、と前田さん。

だからこそつくるものに大きな責任があるんだ、と
あらためて自由と責任について考えるよい機会でした。
author:信愛書店 en=gawa, 12:39
-,
「電子出版はリアル校正の夢をみるか?〜デジタル時代のことばのあり方とは」高円寺純情出版界9月例会は校正の専門家をお迎えします。関心あるかたぜひご参加ください。
高円寺純情出版9月の定例会について、お知らせします。
通常は会員制の勉強会ですが、出版分野が激変に見舞われて
いる現在、伝統的な技術、なかでも校正という専門職が
これからどうなるか、そもそも紙の本とはなにか、などを
語っていただくことになり、この分野に関心のあるかたに
参加を呼びかけることになりました。

参加希望者は下記のアドレス宛メールにてお申し込みください。

今回のタイトルは、
「電子出版はリアル校正の夢をみるか? 
     〜デジタル時代のことばのあり方とは」です。

ご承知の通り、出版物制作の現場において「校正」の仕事は
欠かせません。にもかかわらず、これまで校正という仕事は、
常に付随的、周辺的なものとして扱われ、正面から語られることは
あまりありませんでした(校正についての本も、「校正技術論」か
「校正面白エピソード集」のようなものが中心でした)。

今回講師としてお招きする大西寿男(おおにし・としお)さんは、
岩波書店、集英社、河出書房新社、作品社、藤原書店などの
外部校正者として、文芸書、人文書を中心に、実用書や新書
から専門書まで、約20年にわたり幅広くお仕事をされてきました。
昨年末上梓された『校正のこころ』(創元社)では、校正という
仕事の原理論から説き起こし、コストや時間の問題から校正作業が
軽視・無視されつつあるアクチュアルな現場の状況を踏まえつつ、
校正業務が一つの職能領域として存在するのだという
「校正者の人間宣言」をされています。

本格的な電子書籍時代の到来とともに、一人ひとりが自分のことばを
表現できる時代になったともいわれます。しかし、過去を背負って現在に
至ることばたちがどのように未来に繋がるのかということについて、人々が
これほど不安に思っている時代もなかったのではないでしょうか。

大西さんには、電子書籍時代の校正について、さらには電子書籍とは何か?
紙の本とは? そしてそもそも本とは何かについて語っていただきます。

初秋の一夜、皆さんとともに未来のことばのあり方について考えて
みたいと思います。

奮ってのご参加をお待ち申し上げております。

●第22回定例会タイトル
「電子出版はリアル校正の夢をみるか? 
   〜デジタル時代のことばのあり方とは」
●講師
大西寿男(おおにし・としお)さん
校正者。個人出版事務所「ぼっと舎」代表
http://www.bot-sha.com/about_bot-sha.htm

※当日、飛び入りゲストをお迎えする可能性あり。

●開催日
2010年9月22日(水)

●定例会次第
18:30 受付開始
19:00 開会
19:00〜21:00  講師講演+質疑応答
21:00〜23:00 懇親会(会場近辺を予定)

●場所:「庚申文化会館」高円寺純情商店会集会所
高円寺北3−34−1(高円寺駅北口を出て、庚申通りを
早稲田通り方面に直進、高円寺文庫センターを過ぎてすぐ
右手に庚申塚、左手にビデオ屋ドラマがあります。
ビデオ屋の向かいが庚申文化会館です)

※急な連絡、問い合わせは下記へ
茶房 高円寺書林・担当原田
東京都杉並区高円寺北3-34-2
電話:03-6768-2412

地図は、下記アドレスの茶房 高円寺書林のサイトを参照、
庚申会館は右隣
http://kouenjishorin.jugem.jp/?pid=1

●入会費
500円(初回参加者のみ)
●参加費
500円/回

●懇親会
「あかちょうちん」(予定)(予算は2500円程度)
※会場予約の関係で20人の先着とします。

●参加希望者は事前に下記アドレスまでご連絡ください。
kjs2007book@gmail.com

----------------------------------------------
○氏名
○所属
○懇親会参加の可否:参加 不参加(どちらかを削除してください)
----------------------------------------------

(上記3項目をコピー&ペーストして、メールをお送りください)

以上

====================================
高円寺純情出版」世話人

----------------------------+++++*****
author:信愛書店 en=gawa, 16:06
-,
「高円寺純情出版界」(5月定例会)=東京都青少年条例改定問題の焦点
「18歳未満に見える”非実在青少年”の性的描写」等にかんする
出版規制を強める条例が6月都議会にて再度審議される見込みです。

高円寺純情出版界ではマンガ家、編集者・出版社の当事者に
来ていただいて、実態に沿ったお話をしていただきます。
通常は会員のみにご案内をしていますが、緊急性もあって
今回は関心ある多くの方にご参加いただきたいと考えて
お知らせをいたします。
以下、案内文をツイッターなどでもご紹介ください。

++++++++++++++++++

定例会は明日になりましたが、まだ会場に余裕があります。ご都合が
付くようでしたら、是非ご参加下さい。事前の申し込みがなくても大歓迎です。
この問題に取り組んでいる都議会議員にも例会の案内をしましたので、
出席すれば、直接、都議会の様子を聞くことができるかもしれません。
周囲の関心のありそうな方も、お誘いいただければと思います。
---------------------------------------------------

第20回「高円寺純情出版界」(5月定例会)の案内をお送りします。

現在東京都では青少年条例を改定・強化し、現状「不健全」図書指定
の事由となっている「性的」「残虐性」「自殺・犯罪誘発」に加えて、
18歳未満に見える「非実在青少年」の性的描写のあるマンガ・アニメ・
ゲームなどの創作をを対象にした販売規制の新設や「児童ポルノ」
単純所持禁止規定の新設、ネット規制の強化などを行おうとしている
ところです。

2月開会の都議会では、マンガ家や出版業界、マンガ愛好者らが
規制強化に反対する運動に取り組み、その結果、いったんは継続審議
となりました。
しかし、青少年条例を所管する「都青少年・治安対策本部」
あくまでも原案のままの成立を目指して、都議会各会派や反対を
表明したマンガ家や業界団体にアプローチを続けています。このような
情勢下、6月1日開会の都議会では再び改定案の審議が行われる
予定になっています。

○参考

月刊「創」の特設ブログ
青少年条例と児童ポルノ法改定による表現規制を考える
http://tsukurukari.blog3.fc2.com/

ポット出版のサイト
「有害」「不健全」図書は誰が、どうやって決めているのか
http://www.pot.co.jp/zu-bon_old/zu-07/zu-07_154.html

そこで、なぜ東京都は、マンガ等の創作物に対する規制を強めようと
しているのか、今回の条例改定案のどこが問題なのか、青少年条例を
所管する治安対策本部とはどのような組織なのか、実在の登場人物が
存在するグラビア誌では現状どのような規制が行われているのか、
青少年条例による規制が出版業界にどのような影響を与えているのか、
そして、そもそも青少年条例とは何なのか、といったことについて、
現場の編集者である太田胤信さん、マンガ家の山本夜羽音さんに報告を
お願いし、また、高円寺純情出版界の世話人であり取材記者の長岡も
20〜30年来の青少年条例の動向を敷衍し、参加者とともにこの問題に
ついてどう考え、どう対抗すればいいのかを議論したいと思います。

講師の太田胤信さんは、成人向け出版社の編集者を長らく務め、現在は
マイウェイ出版でアダルト誌やアダルトビデオの編集に携わり、制作
会社(株)E-lock.planning代表も務めています。現場から、実写
モノが青少年条例によってどのように規制され、どのような影響を
被っているのか、お話しいただきます。

山本夜羽音さんは、青年誌やエロマンガ誌で活躍し、「青年の性的
闘争」(ヒット出版)「共犯妄想」(ワニマガジン社)「マルクス
ガール」(秋田書店)などの代表作があります。かつて山本直樹さんの
アシスタントを務めていました。
実作者の立場から条例規制の問題点を指摘していただきます。

長岡は、1990年代前半の「有害」コミック規制以来、取材記者として
青少年条例の動向を注視し、一部の記事は「出版時評」(ポット出版)
発禁処分」(道出版)「出版と自由」(出版メディアパル)などに
収載しています。
流通規制のみならず、出版規制として機能する青少年条例の実態に
ついて話します。

みなさん、ぜひご参加下さい。また、この問題に関心のある業界関係の
身近な方にもお声がけいただければ幸いです。(会場の都合で、定員は
最大50人強となります。万一定員オーバーの場合はこちらからご連絡
いたします。特に連絡がない場合はそのまま会場にお越しください)

詳細

●第18回定例会タイトル
東京都青少年条例改定問題の焦点――図書規制の現状と対抗策

●講師
山本夜羽音さん(マンガ家)
太田 胤信さん(マイウェイ出版編集者)
長岡 義幸(フリーランス記者)

●開催日
2010年5月27日(木)

●定例会次第
18:30 受付開始
19:00 開会
19:00〜21:00  各パネラーからの報告、質疑応答、討論
21:00〜23:00 懇親会(会場近辺を予定)

●場所:「庚申文化会館」高円寺純情商店会集会所
高円寺北3−34−1(高円寺駅北口を出て、庚申通りを早稲田通り
方面に直進、高円寺文庫センターを過ぎてすぐ右手に庚申塚、
左手にビデオ屋ドラマがあります。
ビデオ屋の向かいが庚申会館です)

※急な連絡、問い合わせは下記へ
茶房 高円寺書林・担当原田
東京都杉並区高円寺北3-34-2
電話:03-6768-2412

地図は、下記アドレスの茶房 高円寺書林のサイトを参照、
庚申会館は右隣
http://kouenjishorin.jugem.jp/?pid=1

●入会費
500円(初回参加者のみ)
●参加費
500円/回

●懇親会
「あかちょうちん」(予定)(予算は2500円程度)
※会場予約の関係で20人の先着とします。

●参加希望者は事前に下記アドレスまでご連絡ください。
kjs2007book@gmail.com

--------------------------------------------------
○氏名
○所属
○懇親会参加の可否:参加 不参加(どちらかを削除してください)
--------------------------------------------------

(上記3項目をコピー&ペーストして、メールをお送りください)

以上

=======================================
「高円寺純情出版界」世話人
鈴木伸(東洋経済新報社)
野崎保志(青灯社)
原田直子(信愛書店・茶房高円寺書林)
長岡義幸(出版ライター)
白井哲(出版社OB)
鎌垣英人(大阪屋)
上田宙(編集者)
中野弘太郎(編集者)
岡部友春(NTT出版)
author:信愛書店 en=gawa, 21:19
-,
本日のカフェ営業は18:00までです
本日はかってながら18:00までの営業とさせていただきます。

      

高円寺純情出版界という出版関係者の勉強会がありまして
本日は光文社新書『一箱古本市の歩きかた』の著者である
南陀楼綾繁さんにおはなしをしていただきます。

全国で盛んに開催される本のイベント、なかでも人気なのが
一箱古本市、という形式のフリマですがそれらの企画にかかわったり、
また取材をされてのレポートです。

昨年座・高円寺にて開催された『本の楽市』についても
ページを割いてくださいましたので、このように新刊書店と
古書店のコラボレーションを試行している店主たちも参加して
これからさらに展開するとしたらどのような可能性があるか、などを
いっしょに考える会にしたいと思います。

なによりも本に関わるすべてのひとが元気になるような、その
ために役立ちたいという南陀楼さんのお気持ちがうれしくて
これからも『本』と読者の楽しい出会いをいろいろと企画して
ゆきたい、そう考えています。

本日の会は会員制ではありますが、内容に関心ある方なら
参加も出来ますので、希望される方は右のメールにお問い合わせください。

●第18回  講師 :南陀楼 綾繁氏(ライター・編集者)

タイトル:「一箱古本市から見る『本』の在り方」

参考 ■http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/

●開催日:1月26日(火)

●定例会次第
18:30 受付開始
19:00 開会
19:00〜21:00  南陀楼氏からの報告、質疑応答、討論
21:00〜23:00 懇親会(会場近辺を予定)

●場所:「庚申文化会館」高円寺純情商店会集会所2F
高円寺北3−34−1 
(茶房 高円寺書林へ入る角の建物です)
author:信愛書店 en=gawa, 10:31
-,
高円寺純情出版界◇名女川勝彦さん「出版界の展望あるか?」
茶房 高円寺書林へ入る角に庚申文化会館(町会の会館です)が
完成しましたので、ピカピカの会議室にて高円寺純情出版界の
会合がありました。

●第16回

   「雑誌不調で出版業界の『根幹』が枯れ始めたゾ」

講師 :女川勝彦(なめかわかつひこ)氏(元文藝春秋取締役)

内容:・日本の出版「業態」は雑誌が支えてきた

(編集者・営業マンが知らない出版物流の実態)
・「町の本屋」の崩壊
・取次のガリバー型寡占がもたらした功罪
・「書き手」(文藝・ノンフィクション)は雑誌が育む。

 ブログは著者を生み出せるか?
・展望はあるか? ちょっと、ある。


   

さすが名女川さんのつける見出しはちがいます。
そしてその短い見出しには裏打ちされた取材の土台が
あってのこと、だから迫力が違う、おはなしをお聞きしながら
おもいました。

雑誌がもっとも華やかで元気だった頃に現場を体験したかたが
いまの編集現場にものたりなさを、チクリと。

多いときは80万部、という定期刊行物それも週刊で!
それを生み出す作り手たちの熱いエネルギーは時代と
ともにあったからです。

いまはどうか。

ひとに読んでもらう、というだけならねこにも出来る時代です。
ここもそうであるように。

そうでなはく、生きた文というものがうまれるためには練りあげ、
鍛えられなくては、それには熟練の伝統技術にも似た熱情といった
ものがひとからひとへとたしかに伝えられて初めて生き生きと立ち上がって
くるものではないか。
人間くさい編集現場が浮かんでくるような熱い語り口に参加者は
さて、どんな感想を抱いたでしょうか?

5,000部いや1,000部でもコアな読者に無駄なく届けばいい、
という同人誌的な発想もひとつの考え方ではあります。
ただ50万部、といった膨大な読者に触れる、そのうちの一部かもし
れないけれどその記事の影響を受けるとしたらその数もまた
少なくない。
とかく悪者の代名詞のような”マスコミ”というありかたもまた
影響力の大きさから言えば一般市民の代弁者として重要な役割を
担う一面もあるのです。

そしてそこで先輩や批評家、読者に鍛えられて物書きへと進んだ
多くの作家たちがあります。
その現場が失われようとしているのはまことに惜しい。

技術の進歩が余りにめまぐるしいのもありますが、この国の
印刷物の出版文化からみていまは大きな転換点に差しかかって
います。
雑誌はたしかに戦後の出版文化を牽引してきました、そして
おそらくいまは鋭い曲がり角、というよりも突然に現れた空中回廊に
みな乗り移ろうとしている、それがどこへ続いてゆくものなのか
誰もわからないのに・・・そのような状態かもしれません。

ネット情報全盛の時代。
「展望はあるか? ちょっと、ある。」
いつの時代も良いものを作ろう!という意欲ある編集者を育てること
それが答えでしょう、と名女川さん。

高円寺純情出版界に参加してくれるのは世代も幅広く、職業もまた。
出版のほか図書館、デザイナー、取次、作家、学生とテーマに関心ある
ひとはだれでも参加できます。
隔月で会員制となっているためおおかた参加者の口コミで広がって
きました。
世話人の間で話題となっていること、自分が知りたいことを自由に
テーマに選んでいるゆるやかな集まりです。

出版物というものがすがたをさまざまに変えつつあるいま、ある
意味では可能性が広がっているといってもいいかもしれません。

書くちから、同時に読むちからが試されています。
author:信愛書店 en=gawa, 16:05
-,
本日7時より高円寺純情出版界のため貸切です※営業時間について



看板


本日は7時より
貸切となります。

カフェは6時まで
通常営業しております。

12月より
日曜と月曜は
夜8時までと
なりますので
よろしくお願いします。

※1月よりは通常営業が
夜9時までとなります。
author:信愛書店 en=gawa, 12:12
-,
竹原悟先生「これからの」印刷ビジネスと技術トレンドを考える
高円寺純情出版界第10回はカフェでレクチャー、日本と世界の印刷事情を
長年最前線で研究してこられた竹原悟先生を講師にお迎えしました。

冒頭でまず「紙媒体は永遠です」と明言されます。
IT時代の「紙媒体」のありかた〜として
”出版社も印刷企業もデータのクロスメディア化を!”

これが緊急の提言として重要なことだと理解しました。

竹原1

先生が作成してくださった豊富な資料は世界の印刷技術がこの10年間に
目覚しい変革を遂げたことを示しています。
そしてその意味を正確につかむことのできない多くの印刷事業者が引き潮に
取り残されたまま、広い意味での出版の浜辺に打ち上げられている・・

1

データグラフや文中の「印刷」を「出版」あるいは伝統産業全般に置き換えると
そのまま通用しそうなところがこわい。


2

小規模事業所(印刷関連)は減少率がいちじるしくて、まちに印刷機械の音が
きかれなくなった、とおもっていたらそれは日本ばかりでなく世界的な傾向だと
いうことが数字からわかりました。

c














『 印刷産業出荷額対名目GDP比率 − 成熟から衰退へ 』
『上場企業は増収減益』

3

『業績ごとの経営指標とオフ輪保有企業 −生産力過剰と価格低下の二重苦』
『負のスパイラルか? 印刷業 JAGATアンケート結果』
  ・・・・見出しだけでめまいがします。

4


「Web to Print と JDF」
・クライアントは印刷データをブラウザを使って送信
・仕事を集める仕掛けを作ること

印刷業界の生き残りをかけて、技術力のアップと顧客満足を先取りしたサービスが
すべてである、という厳しいご指摘を胸の深くに沈ませて精進をしようと
おもいました。


茸 


「インクジェットで一部ずつ 
 内容を変えて印刷された新聞」
 を広げて見せてくださる
 竹原先生。 


 翌日は海外出張〜!といいつつ
 深夜まで懇親の席におつきあい
 くださいました。

 
 蓄積された深い知見を惜しげなく
 披露してくださってほんとうに
 感激しました。
 



**27日に公開した記事では先生の手にある印刷物にかんして
説明が間違っていましたので訂正をしてあります。
これはオンデマンド印刷についての資料としての新聞です。



この難しい時代を生き抜くには、もっと沢山の失敗をして、やけどして
自分で苦労してつかむしかない、竹原先生はきっぱりといわれます。

竹原先生、そして参加されたみなさま、本当にありがとうございました。
『本』にかかわるさまざまな業種のかたの交流の場としても好評を
いただいている高円寺純情出版界は編集、デザイン、印刷、書店などの
参加者でにぎやかです。

関心あるテーマの時だけの参加OKですので、希望されるかたはメールを
右のマークからお送り下さい。

author:信愛書店 en=gawa, 17:14
-,