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おっとりがたな&1Q84
 おっとり・・・



おっとりしたねこはかわいいものですが、この”おっとりがたな”は
そういう意味ではない、間違いやすい言葉遣いのなかでもよく
取り上げられるひとつです。

なにを隠そう、いまの出版を取り巻く現状はまことにこの
間違いがたいした問題ではない、かのような誤解がまかりとおって
いるのです。

・本のお取り寄せは10日前後かかりますがよろしいですか?
・ベストセラー!重版出来、と宣伝してますがただいま品切れです
・注文品が遅い?でも本が今どこにあるか、トレースはできません
・遅いので電話したら出版社が出荷してませんでした
・アルバイト募集、ただし交通費はナシ(当店ではありません)

・・・書きながら情けなくなってきます。
この業界で◎十年、なにも改善されてきませんでした。
本屋の店頭では、納得行かない顔のお客様にひたすら頭を下げて
あきらめていただくしかない、小売店の努力にも限度があります。

流通部門に投資された膨大な設備費はいったい何のためだったのか・・?!
もちろん問題は書店だけではなく、すべての大小の業種を巻き込んでの
構造不況といわれるなかの一コマにすぎないわけですが。

でも、この出版業界はそれらを論じたりすることをメシの種にしてきた
わけで、まるっきり他人ごととはいえないような気がします。
こうするべきだ、と解決策が提示されて、それを評論するだけで
実行をしてこなかったつけがこの結果をもたらしました。
その間に他業種では猛スピードで進化があり、そんなに早くなくても
いいのに、というほどに素早い宅配網が整備されてしまいました。
(願わくはそのスピードの影に人間性がすり切れることのないように!)

とるものもとりあえず駆けつける〜という本来の意味を出版流通の
現場は危機感を持って実行に移してほしい、おっとりはねこだけで
けっこう。
2010年4月8日号の新文化1面にて賀川洋さんが『電子コンテンツと
再販制度の問題』という見出しで近未来の悪夢、とおもってきた
悲劇がじつは足もとに忍び寄ってきている現実を書いていました。
キーワードは"戦略転換を迫られる書店”です。

この流通問題などを専門的に取り上げるのはここの役割ではないので
(っていうか、もう機会があれば言い尽くしてきたので)
業界内では当面は大きな変化が見込めない、ことを前提にいま現場で
できることは何か?をかたちにしてゆくことを考えています。

そのひとつがいまみなさまにお願いをしているアンケートにもつながりました。

     

「人が集まり、個性的な街として今も人気が高い高円寺という街の魅力を
都市の構造、歴史、店舗、住人、集う人などから明らかにする。」
                  --- 企画概要趣旨より

この夏に洋泉社から刊行予定の『高円寺スタイル』(仮)の著者
三浦展さんの依頼で高円寺文庫センターと茶房 高円寺書林にて
お客様に記入をお願いしています。
よろしければぜひご協力ください。

こうしてお客様の声をじかに聞くことが出来る、これはとてもだいじな
ポイントではないでしょうか。
笑顔で応じて書き込んで下さるお客さまがおおぜいいらっしゃいます。
ほんとうにありがとうございます!



そして、ポイントといえば好評をいただいているポイントカードです。
店頭で「1Q84」第3巻の予約をしていただいた方には購入時に
特別ポイントをプレゼントいたします!
ぜひご予約ください!

リアル書店の(この表現はしっくりこないけど)お楽しみ、ほかにも
はじまります!
author:信愛書店 en=gawa, 12:11
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