| BLOG TOP | 地図& en=gawa 利用案内 スケジュール |  |
検索 | RSS | ATOM |
第一次全国キャラバン報告会&シンポジウム「戦場体験記録が語るもの」
朝日新聞夕刊1面で『語り継ぐ戦場』という連載
記事があるのでごらんのかたもあるかと思います。



そこに紹介された戦場体験放映保存の会では
12月につぎのような集会を企画しています。

第一次全国キャラバン報告会&シンポジウム

「戦場体験記録が語るもの」

日時:2010年12月11日(土)午後1時半 開演
 (午後1時 開場)
場所:イーストステージ・いけぶくろ(豊島区民センター6F)
東京都豊島区東池袋1−20−10 JR池袋駅・東口から
徒歩5分

本年は戦後65年。体験者なき“戦後“の時代を前に、元兵士
世代とその孫・子世代が集い、戦場体験のこれからを考えます。
ご参加をお待ちしております。

○映像報告会
実は自分達の映像記録を使った本格的な催しはこれが
初めてです。
保存会はまだまだお元気で直接ご自分の体験を話して下さる
「元兵士の会」の方がたくさんおられ、戦場体験を伝えるという
事ならそのほうが良いに決まっているからです。
今回はキャラバンの報告という趣旨から映像報告になりましたが
都会の証言には無い色合いや息づかいがあると思います。
その上で証言の断片映像で伝えられる事の可能性や課題を
私たちも学習していければと思っています。

○体験者と一緒に考える
保存の会は老若一体の運動としてやってきたのが最大の
特徴です。
だからこそ、自分達の記録をどう使って欲しいのか、元兵士と
考えたいと思います。それを直接聞けるのも今しかありません。
パネリストのお一人の小澤さんが「『小澤、お前は間違って
いる分かっていない』と体験者から言われるようなシンポジウム
だったらどんなに面白いだろう」と仰っていました。

     


12月11日 パネリストの方のご紹介です。

●小澤眞人氏 (1962年生) 元NHKディレクター、ラーニング
ビジョン代表
著書「赤紙 男たちはこうして戦場へ送られた」

 小澤さんは、NHKではETV特集など教育番組を中心に
制作してこられた方ですが、2,3年前にもアーカイブで
再放送された1996年のNHKスペシャル「赤紙が来た村 
誰がなぜ戦場へ送られたのかを」のディレクターです。
これは富山県旧庄内村の兵事係が敗戦時の焼却命令に
反して密かに資料を自宅に持ち帰り床下に保管していた
ものをもとに取材したもので当時市町村レベルの兵事資料が
丸ごと出てきた初めての例でした。
その後TV番組にするにはむかなかった部分を中心に上記
著書にまとめておられます。

●北村毅氏   (1973年生) 早稲田大学 琉球・沖縄研究所
客員準教授
著書「死者たちの戦後誌―沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶」 
「死者たちの戦後誌」は沖縄戦の死者が戦後どのように
扱われ、埋葬され、悼まれ、記憶され、語られてきたのかを
検証した論文で450ページ弱と質量ともに本当に大仕事です。
(以下保存会的な視点でのご紹介で北村先生には申し訳
ないのですが) 沖縄の本土復帰運動と、その後の本土との
関係という戦後史の中でたとえば「ひめゆりの物語」の位置
づけや語られ方がどう変遷したのか「証言というものが時代に
よりそった言葉である」という事を実証的に指摘しています。
一方で本の最終局面、沖縄の「平和の礎」について書く
ところにシベリア抑留体験を持つ詩人石原吉郎の次の様な
エッセイを引用しています。
「死にさいして、最後にいかんともしがたく人間に残されるのは、
彼がその死の瞬間まで存在したことを、誰かに確認させたい
という希求であり、同時にそれは、彼が結局は彼として死んだ
ということを確認させたいという衝動ではないかということであった。
そしてその確認の手段として、最後に彼に残されたものは、
彼の名前だけだという事実は、背すじが寒くなるような承認
である」
沖縄戦に限らず、証言の時代性を見る冷静さと記銘性への
強いこだわりが今回のテーマの力になっていただけると出演を
お願いしました。

●上丸洋一氏 (1955年生) 朝日新聞社編集委員・
ジャーナリスト学校主任研究員
著書「新聞と戦争(朝日新聞取材班)」

 上丸さんは、07年から1年間朝日新聞に連載された、戦中の
自社報道の検証記事をまとめたチームの中心となっておられた
方で、ご自身は南京事件についての朝日の報道の部分などを
担当しておられました

 初めて保存会を知ったのは昨年の日比谷集会、偶々前を通り
かかって立て看板が目にとまりふらっと入ったとのこと。
取材ではなかったので普通に一般入場者名簿にお名前を残し
こちらも記者とは知らぬまま“つうしん”などお送りするように
なりました。
 そんな流れで今年の中野の上映&証言集会にいらしたの
ですが、その頃、夕刊1面の『人脈記』に「戦争を語り継ぐ」
という連載企画が決まり先日18日の第1回の記事となり
ました。
 
この取材のため今回のキャラバンには9月18〜21日の
長野番外編に全日程同行してくださっています。

シンポジウムは本当に興味深い方達が力を貸してくださる
事になりました。
限られた時間、逆にテーマが目移りをして仕舞わないよう
準備をしなければと心しておりますが、この方にこれが聞きたい
という事がありましたらご連絡ください。

++++++++++++++++++++++++
戦場体験放映保存の会
→ 会のブログ 
→全国キャラバンのブログ
 
 田所智子 tadokoro@notnet.jp

〒114-0023 東京都北区滝野川6-82-2
FAX: 03-3916-2676
TEL: 03-3916-2664(火・木・土日祝)
++++++++++++++++++++++++

author:信愛書店 en=gawa, 13:36
-,