夜は明けたか
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2011.02.01 Tuesday
エジプト、そしてほかにも夜明け前の寒さに
震える国、そこのひとびとがいる。
さて、果たしてこの国はどうだろうか?
隠されているものを、知る努力をしなくては。
歴史の検証に耐える事実、それは私たちを
必ずしも喜ばせてはくれない。
けれど知る義務と権利が私たちにある。
一部のひとの責任を追及する、といった図式で長年
行われてきた議会、そしてマスコミをはじめとする
大きな声たち。
そうではなくて、ちいさいけれど真摯な声や
さりげないことばを聞き取るようにしなくては。
エジプト周辺で起こっている情報のあたらしい
伝達方法はまったくあたらしい局面に歴史が
入ろうとしていることを示している。
もはや情報とは管理されたり捏造されたりすると
いったモノではなくなっている。
それは生きもの。
手なずける、というよりもそのあらたないのちと
ともにどうやって生きてゆくか、それが私たちの
側に与えられた課題ではないか。
太古にはじめてヒトが言葉を発したときにも
おどろきと戸惑いが広がったに違いない。
おもいをかたちにする、それがアートのみなもと。
ちからあるものは諸刃の剣、それを承知の上で
私たちが試されているのだとあらためておもう。