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メールマガジン高円寺電子書林008号>特集●─ 長い時間をゆったり楽しむために …「海辺のプルースト」ほか、目次をご紹介いたします。登録は無料、BNも閲覧できますのでぜひどうぞ。
メールマガジン高円寺電子書林、秋風の立つ頃にやっと
008号を配信することができました。

どうしたのかなぁ、と待ちわびていた方も、そうでない
かたも、お手元に届いた長い長い読み物を楽しんでいただいて
いるでしょうか。

ここに目次と北條編集長による特集の前口上、また編集後記を
掲載いたします。

本文記事の雰囲気がすこしでも伝わって、あらたな読者に
出会えることを願いつつ。

尚、このメルマガは無料ですが登録制となっておりますので
希望される方は⇒●こちらよりお手続きください。
すでに配信されたものは画面上でBNをすべて閲覧できるように
なっております。



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  2012 >>> Sep.
  vol. >>> 008
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━【目次】━━━━━━


特集●──

長い時間をゆったり楽しむために
……「海辺のプルースト」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ◆まず初めに、いささか冗長な前口上。

 さる8月7日、夏真っ盛りの一日、神奈川県の葉山にある海の家
「UMIGOYA」を訪ねました。そこでいったい何をするのか、と
いえば、マルセル・プ ルーストの、あの『失われた時を求めて』を
皆で読んでみようじゃないか、というのです。かねてより私は
密かに考えていました。
「そういえば、身近に『失わ れた時を求めて』全巻を読破した人が
2人もいる。対談してもらったら面白いんじゃないか?」。

 一人は、20代の若さを武器に、あたかもノルマのように日々
プルースト読みをひたすら続けたという、夏葉社の島田潤一郎さん。
いま一人は、校正者とし て、怖ろしいことにゲラであれを全部
読みきったという、わが「高円寺電子書林」メンバーの大西寿男さん。
この2人を指南役に、まずは2人の対談という形で 話を聞き、用意
されたプリントを皆で読み、教えを乞い、しかるのちに雑談に流れ
込み、プルーストを肴に、あるいはプルーストなどおかまいなしに
どんどん脱 線し、あくせく生きている自分たちにとっての「長い時間」
というものはどこにあるのか、なんであれ「長い」ものを相手にする
ということはどういうことか?  などと、まあ、考えてもしょうが
ないようなことをグダグダ考えてみよう、そういうのって悪くない
よね、と、いうことになったのです。

 本や出版と係わっていながら、日々目先の仕事に追われ、まとまった
読書時間もそうそう取れなかったりする私たちが、無理やりスケジュール
を空け、目の前 は湘南の海というロケーションをわざわざ選び、長い長い
かの本の、ほんのほんの一端に触れてみる。プルーストの、0.00001%に
タッチしてみる。そん な、馬鹿馬鹿しくも切実な試みでした。

 高円寺電子書林のメンバーが思い思いに友人、知人に声をかけ、
集まったのが総勢10名。前半部は島田―大西対談の模様を北條一浩が、
後半部は参加者の声含め、全体の様子を渡邉裕之が、それぞれまとめました。

 なお、島田―大西対談は、エッセンスをダイジェストにして収録
するより、話したままを忠実に読んでいただいたほうがだんぜん面白く、
しかしはなはだ長く なるので、今回は対談スタートから冒頭の1/3ほどを
お届けするに留めました。後日、コンプリート版をお届けする準備も
ありますので、どうぞご期待くださ い。

 では、スタート!


■Part 1:対談
海の家でプルーストを読む

○島田潤一郎(夏葉社)
○大西寿男(校正者・ぼっと舎)
*構成/北條一浩

■Part 2:海の家時間
とりとめもなく語った言葉を記憶する

○参加者のみなさん
*構成/渡邉裕之


   ◇ ◇ ◇ ◇


連載●──

■コラム
酒場の名人
──(7)隣の客に教えてもらった 篇

○大竹 聡


■書評
女の人と和解するための読書
──(5)『「しつこい怒り」が消えてなくなる本』の巻・下

○渡邉裕之


………………………

 ◎イベント情報
 ◎編集後記

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■■
■編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 9月になってしまいました。夏の経験をお届けしようと思ったのに…。
でも、いいのです。夏の残り香は、まだ、そこここに漂っているでは
ありませんか。なによりも、残暑というカタチで!
 その経緯については本文に書きましたから繰り返しませんが、「長い
ゆったりとした時間とともに本を楽しむ」という試みをやってみました。
皆さんはなに か、長い時間をかけて付き合っているもの、付き合わされて
いるもの、これから付き合おうと思っていることは、ありますか? 
気が向いたら、どんなことでも いい、教えてください。人が長く向き
合っているものの実際を、知りたく思います。楽しいものも、そうで
ないことでも。
 「フクシマ」と長く付き合っていくことがどういうことなのか、
それはまだ誰にもわからないのかもしれません。わかっているのは、
そう、それが間違いなく「長い」ということです。

 「海の家でプルーストを読む」後半部につきましても(というか、
まだ前半も終わっていませんが!)、何らかの形で公開予定です。
どうぞお楽しみに。

 ──「高円寺電子書林」編集長:北條一浩

author:信愛書店 en=gawa, 09:57
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