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熊谷博子さん、放送文化基金賞受賞おめでとうございます〜!『三池を抱きしめる女たち〜戦後最大の炭鉱事故 から50年』#原発 #ドキュメンタリー
うれしいメッセージがとどきましたので、みなさまにご紹介
させていただきます。

半世紀以上も前、戦後最大の苛烈な労働争議として知られる
「三井三池炭鉱事故」、その意味を振り返るすばらしい作品が
「放送文化基金賞」ドキュメンタリー部門・最優秀賞と、制作
個人賞のダブル受賞をいたしました。

熊谷博子監督より関係者へのメッセージをいただきましたので
ここにご紹介いたします。
再放送がありますので、ぜひごらんください。

それは文字通り、命がけの「異議申し立て」でありました。
遠いむかしの、九州で行われた、と思われてきたものが、じつは
薄皮一枚で、いまの私たちの暮らしにつながっているのです。
炭鉱、それは最大のエネルギー源掘削現場ですから、そこにあった
労働問題、人権問題はいまの原発にそっくりそのまま引き継がれて
いることがよくわかります。

そして、多くのひとたちがそれにまったく関心を持つことなく、
他人事として通り過ぎようとしていることもよく似ていることに
こころが痛みます。

昭和30年代、TVニュースでも三井三池の激しいデモは放送されました。
60年、70年代の学生・労働運動もその延長線上にあり、ベトナム
反戦運動と呼ばれるうごきにつながるのですが、その深い意味は
問われることなく、経済の安定を求める本能的ともいわれる欲求に
いつのまにか流されてきてしまった、その果てに起こった東電の
原発事故が私たちに突きつけるものとはなにか。

いま、熊谷監督が三井三池炭鉱に、その現在にカメラを向ける
ことにはおおきな意味がある、映像を通していまの私たちが置かれた
立場が照らされるのではないかとおもいました。

以下、監督のメッセージです。


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熊谷博子です。いつもありがとうございます。

昨秋に放映した、NHK・ETV特集 『三池を抱きしめる女たち〜
戦後最大の炭鉱事故から50年』が「放送文化基金賞」
ドキュメンタリー部門・最優秀賞と、制作個人賞のダブル受賞を
いたしました。

7月5日(土)15時〜15時59分に、アンコール放映をします。

まだの方は、ぜひご覧いただきたく、くわしい内容は、以下の評で
お分かりいただけるかと思います。

○ 吉田喜重(映画監督)ドキュメンタリー部門審査委員長

「テレビドキュメンタリー作品のそれが宿命なのだろうが、これまで
高く評価されてきた太平洋戦争、あるいは広島、長崎の被爆、そして
現在では東日本大震災の記録は、いずれにしても悲しみの表現であった。
しかし本年度の最優秀賞、NHK福岡・熊本放送局制作
『三池を抱きしめる女たち〜戦後最大の炭鉱事故から50年』は、
依然として悲しみを伝えながら、かえって心を癒され、歓喜の気持ち
すら抱かせる作品であった。
50年前、三池炭鉱で起きた炭塵爆発、死者458人、一酸化炭素
中毒患者839人、当時はその治療法もなく生きることを強いられた
患者とその家族の半世紀を追跡したものだが、不治の患者である夫に
寄り添って生きてきた妻たちに焦点を当て、理不尽な生を強いられた
女性たちのありようを描く映像には、誰しもが人間の尊厳の偉大さ、
美しさといったものに思い至り、魂を揺さぶられるに違いない。」

私自身は、本来、受賞すべきは三池の女たちであると思っています。
そしてその背後には、これまでも今も、この国と私たちを支えている
無数の無名の人々がいることは、伝え続けていかなくてはならないと
感じています。福島原発事故とまるで変わらない日本の構造です。


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アンコール放映は⇒こちら

番組内容などの情報は⇒こちら

author:信愛書店 en=gawa, 08:38
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