| BLOG TOP | 地図& en=gawa 利用案内 スケジュール |  |
検索 | RSS | ATOM |
『茂田井武美術館  記憶ノカケラ』
こどもころに読んだ絵本、そして本やその挿絵たちは時を経るとともに
かえって鮮やかに思い出されます。

数十年、数百年まえのものがたりがわたしたちのこころのなかに生きつづけて
いまも語りかけてくれる、『永遠』ということばの意味するものを教えられるのは
そういう時ではないでしょうか。

motai1

戦争をはさんだ昭和の時代に生みだされた数々の児童文学とその本を彩った
挿絵はいまも新鮮であたらしい若い読者の胸にそっと抱かれます。

そのなかのひとり、茂田井武の作品集が注目されているのはとても
うれしいことです。


nobara

小川未明のおはなしはなかでもかなしい筋立てが多くて、これでもかこれでもかと
こども心に突き刺さるようなものがありました。

じつはアンデルセンの童話集にもその傾向があります。
それは日本的な”もののあはれ”にもつうじるといえるかもしれません。

教訓もなにも含まない、怪しい異界のおはなしというものは世界中にあって
ほんとうはそういうものがいちばん私たちを勇気付けたり支えたりして
くれるのかもしれません。


motai2

こうして1冊にまとめられた『記憶ノカケラ』の作品を見るとひとつひとつから
まるで異なる光が放たれているようで、茂田井武という画家のもつ幅広い魅力を
存分に味わうことができます。

author:信愛書店 en=gawa, 11:20
-,