- 太古の夢
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2008.09.30 Tuesdayゆめみたいです
おいしいからすきなんだとおもっていたんだけど
おさかなとぼくたちはほんとうはとてもちかい
なかまなのかもしれない
おさかなのひれのさきっぽがとがっているのも
ぼくのつめとおおなじらしい
そうおもったらもっとおさかなが
すきになりました
ゆめのつづきはこちら
そしてぼくのだいすきなえほんです
- 和紙をつかった修復 〜続編
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2008.09.29 Monday先週に続いて和紙を利用しての修復について解説していただきました。
内田さんもおっしゃるように、素材をよく知ることは基本です。
専門店などで疑問に思っているようなことなどをていねいに教えて
いただきましょう。
老舗はなかなか敷居が高くて・・・と、つい遠慮をしてしまいがちですが
和紙などの材料は高価なものですし、無駄にしないですむようにしっかりと
教えていただくのがベストですね。
専門店をこうしてご紹介していただけるのはほんとうにありがたいことです。
ぜひ良いお客さまになって、伝統技術のすばらしさを味わいつくして
いただきたいものです。
豆書林ブログ ♯9
製本の作業でも和紙はかかせない存在ですが、
修復にいたっては、なくてはならないもの。
それこそ修復業界(?)のグローバルスタンダードです。
以前も書きましたが、「和紙」にははっきりした定義がなく、一口に和紙と
いっても本当にいろいろあります。乱暴なところでは、日本で作られた紙は
すべて和紙、といってるところもあるくらいです。
そのなかで私が(そして勤務している大学の保存修復工房や池袋コミュニティ
カレッジの講座で)使っているのが、機械漉きの楮(こうぞ)の和紙です。
紙舗直で購入します。
個々の和紙は海外の修復関係者も注文するところで、原料や繊維を取り出す際に
加えるもの、乾燥方法、ペーハーなどの素性もはっきりしていて安心感が
あります。
よく使うものがRK(Rはロール、Kは楮の頭文字)という機械漉きの楮紙です。
厚みによってRK−00、0、1、2…と分かれていて、修復する箇所や、
厚み、劣化具合によって和紙を選びます。
私が常備しているものはRK−0、2、10、17、19。
破れ目の修理にはRK−2、10を、ページの外れや構造に関するときは
RK−17、19、文字の上にくるならRK−0という具合で選びながら
作業していきます。
もちろん一概には言えませんが。
下の写真は、
左からRK−0、2、10。
はられている和紙の下は、本の文字の上から和紙をはったところ。
鉛筆で囲ったところが和紙のはられている部分です。
左の方が下の文字がみやすいとおもいます。
どんなところに使うのか、
紙の劣化状況はどんなものか、
紙の厚みや種類はいかようか、
などちょっとはっきりさせておくと、買うときに便利。
お店の人に相談にものってもらいやすいですしね。
あと和紙にも紙の目(紙の繊維の方向)があります。
紙が作られる過程上、機械漉きのロール紙は紙が巻かれる方向に繊維が並ぶので
紙舗直のRKのばあい紙の耳がある方に平行に目が通っています。
もしわからなければ買うときに聞いてみてください。
修復についてちょっと知りたい人には
(有)資料保存器材がおすすめです。保存容器や修復を請け負う会社ですが、写真入で実際の作業が紹介されています。
なかでも面白いのが、ほぼ日刊資料保存(どこかで聞いたことのある名前‥)の
コーナーで、世界の最新の保存修理情報がほぼ毎日アップされています。
(**ちなみに本日の見出しは;IPIの専門家ビゴルダン氏へのインタビュー
「マイクロフィルム等の写真コレクションの状態調査はどうあるべきか」です)
内田 由紀子
- 竹原悟先生「これからの」印刷ビジネスと技術トレンドを考える
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2008.09.27 Saturday高円寺純情出版界第10回はカフェでレクチャー、日本と世界の印刷事情を
長年最前線で研究してこられた竹原悟先生を講師にお迎えしました。
冒頭でまず「紙媒体は永遠です」と明言されます。
IT時代の「紙媒体」のありかた〜として
”出版社も印刷企業もデータのクロスメディア化を!”
これが緊急の提言として重要なことだと理解しました。
先生が作成してくださった豊富な資料は世界の印刷技術がこの10年間に
目覚しい変革を遂げたことを示しています。
そしてその意味を正確につかむことのできない多くの印刷事業者が引き潮に
取り残されたまま、広い意味での出版の浜辺に打ち上げられている・・
データグラフや文中の「印刷」を「出版」あるいは伝統産業全般に置き換えると
そのまま通用しそうなところがこわい。
小規模事業所(印刷関連)は減少率がいちじるしくて、まちに印刷機械の音が
きかれなくなった、とおもっていたらそれは日本ばかりでなく世界的な傾向だと
いうことが数字からわかりました。
デ
|
タ
は
語
る
『 印刷産業出荷額対名目GDP比率 − 成熟から衰退へ 』
『上場企業は増収減益』
『業績ごとの経営指標とオフ輪保有企業 −生産力過剰と価格低下の二重苦』
『負のスパイラルか? 印刷業 JAGATアンケート結果』
・・・・見出しだけでめまいがします。
「Web to Print と JDF」
・クライアントは印刷データをブラウザを使って送信
・仕事を集める仕掛けを作ること
印刷業界の生き残りをかけて、技術力のアップと顧客満足を先取りしたサービスが
すべてである、という厳しいご指摘を胸の深くに沈ませて精進をしようと
おもいました。
「インクジェットで一部ずつ
内容を変えて印刷された新聞」
を広げて見せてくださる
竹原先生。
翌日は海外出張〜!といいつつ
深夜まで懇親の席におつきあい
くださいました。
蓄積された深い知見を惜しげなく
披露してくださってほんとうに
感激しました。
**27日に公開した記事では先生の手にある印刷物にかんして
説明が間違っていましたので訂正をしてあります。
これはオンデマンド印刷についての資料としての新聞です。
この難しい時代を生き抜くには、もっと沢山の失敗をして、やけどして
自分で苦労してつかむしかない、竹原先生はきっぱりといわれます。
竹原先生、そして参加されたみなさま、本当にありがとうございました。
『本』にかかわるさまざまな業種のかたの交流の場としても好評を
いただいている高円寺純情出版界は編集、デザイン、印刷、書店などの
参加者でにぎやかです。
関心あるテーマの時だけの参加OKですので、希望されるかたはメールを
右のマークからお送り下さい。
- dasenka
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-2008.09.26 Friday四谷三丁目のだあしゑんか
オーナーさまがきれいなカードを
くださいました
優待券になっています!
カフェにありますのでどうぞ〜
チェコの絵本、かわいい雑貨類もあるそうです。
大竹昭子さんのカフェ・カタリココという朗読イベントなどもあって
楽しそうですね〜
酒瓶のきらめきのむこうにどのような世界があるのか、覗いてみたく
なります。
きっとあなたも。
- 予告★ 関美穂子『ながいながいお医者さんの話』原画展
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-2008.09.24 Wednesdayiblm&RUKAおふたりのアクセサリー展にきてくださったおおぜいの
みなさま、ありがとうございました。
おふたりは型染め作家関美穂子さんのおともだちで、最終日には美穂子さんも
京都からきてくださいました。
10月中旬に美穂子さんの手がけた絵本がフェリシモ出版から発売されます。
カレル・チャペックの三部作第2弾「お医者さんのながいながい話」です。
なんてかわいい表紙でしょう!
じつはこれにもたのしい仕掛けがあるんです。
全ページに型染めで彩られた挿絵があるすてきな絵本となっています。
その発売に合わせた原画展を10月に開催することになりました。
絵本の朗読や音楽ライブもできたら、そのような構想をいっしょに
考えていますので、決まりましたらお知らせをいたします。
どうぞお楽しみに〜★
- 『本屋さん〜』 へゆくと
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2008.09.22 Monday
まいごになっていた
ミナミコアリクイのたえちゃんが
ゆかしたでみつかったそうです
だいすきなおやつのにおいで
でてきたんだって
ぼくもあんしんしました
おさんぽはすきじゃないし
あめのひはなにをしよう
せんむのひざのうえで
かんがえます
『本屋さんへようこそ!』だって
せんむがしんぶんをよんでいます
おおきなおおきな本屋さんのせんでんこうこくです
『品切れ・僅少本フェア』
『新宿文化の担い手たち』寄稿の小冊子、配布・・
・・最大級の書店チェーン
アンティーク版画・古書展
西口最大級の・・
絵本作家原画展・・
スペース・チュービングを体験しよう・・
展覧会かたろぐ蔵出し・・
地域最大規模・・コミック王国・・
100名様限定サイン会・・・
ってかいてあるんだそうです
「まるで古書市とカーニバルがいっしょになったみたい」
せんむがいいます
だいすきな本のことがあまりかいてないんだって
ぼくはあたたかいおひざがあればいいけど