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文具探偵  第三回「絶対に試験に出ない手帳講座 《国内篇》ダイアリーの探し方」
 文具探偵 第三回

  「 絶対に試験に出ない手帳講座 
       ダイアリーの探し方 《国内篇》 」


「お金はあるよ、銀行に」という名言(?)で知られた徳間書店の
創業者・徳間康快は、莫大な負債と、それを補ってあまりある
遺産を遺した。宮崎駿とスタジオジブリである。この魅力あふれる
快男児には優れた習慣があった。それは手帳をつけることである。
他人とあったときに、何を話したかを書き留めておき、それを次回
会ったときのマクラにした。あの、徳間康快が、オレの話を覚えて
いた!という感動は間違いなく当人を有頂天にさせるであろうし、
それだけでなく、徳間のために何かをしたいと思わせる感興を
駆り立てずにはおかない。
人蕩しの技術、である。


老舗手帳メーカー「能率手帳」の経営者・野口晴巳は、手帳の
効用について端的に語っている。
『「書く」こと。そして「振り返る」こと。これが能率手帳の
流儀です。たったそれだけの単純なことですが、「書く」と
「振り返る」というふるまいには、どちらにも「考える」という
とても大切な行為がともないます。』(『能率手帳の流儀』
野口晴巳・日本能率協会マネジメントセンター)
「書く」ことと「振り返る」こと。この「誰にでもできる」ことを
積み重ねることは、誰にでもできることではない。
少なくとも私にはできていない。
ユーモアたっぷりのコラムニスト・山本夏彦は、「人の一生は
せいぜい手帳五十冊で、それは高く積んでも一メートル、平らに
並べても一坪にならない」との言葉どおり、八七年の一生が
ぎっしり詰まった五十余冊の手帳と十冊のノートをのこした。
よく書く人は、よく考える人なのだろう。
手帳には考えるヒントが隠されている。


日本の手帳の四大メーカーといえば、能率、ダイゴー、高橋
書店、博文館である。四天王といってもいい。いつも仲良く
お店にならんでいる。それぞれのメーカーにベストセラーが
あり、能率には、能率手帳ゴールド、ダイゴーにはハンディ
ピック・シリーズ、高橋書店にはリシェルにフェルテ、博文館
には日記がある。
当然、手帳はそれだけではない。お店の規模にもよるだろうが、
手帳の最盛期には約二千から三千種の手帳が店頭に並ぶ。
その中から、自分のための一冊を見つけ出すのは、まさに
至難の技といえる。そこで、とっておきの手帳探しの技術を
紹介しよう。
まず、手帳雑誌を見ない、ということ。
年収一千万円の手帳術、の類には断じて誘惑されてはいけない。
あとはタイムマネジメントの達人の手帳術なんかにもまどわされ
てはいけない。そこに、考えるヒントはあっても、その技術はその
ひとたちの人生と仕事に密接に関っている技術なので、ここでは
度外視しよう。
大事なのは一点。自分の手帳である。自分の使った手帳を
広げてどういう使い方をしているのかを点検する。たとえば、
書ききれておらず、字が小さくなっていれば、サイズを大きく
したり、レイアウトを変えてみるなどの工夫をする。ごく当たり
前のことだが、これがなかなかできない。
レイアウトは、ベーシックな片面一週間から見開き一週間、
バーチカルに、見開き一ヶ月、見開き二ヶ月、見開き四日、
見開き二日、旧暦、など多種多様だ。蛇腹タイプがあれば、
縦、横にひっくりかえして使える手帳もある。一言で、片面
一週間といっても、片側が無地のメモ、横罫線のメモ、方眼の
メモ、と種類があるし、時間軸が入っているものもある。
探せば、自分にぴったりフィットする手帳は必ず見つかる。
必ず見つかると思って探すのがコツである。


最後に既に自分の手帳を見つけた方に、手帳難民にならない
ためのワンポイントを。
もし気に入った手帳が見つかったら、折に触れてほめましょう。
油断していると、どれだけのベストセラー手帳でも廃版の
可能性があります。現に、来年度、家具メーカー・イノベーターの
手帳がない。ダイゴーのヒット商品だったカジュアル手帳の
ニューアポイントシリーズは見事にリニューアルされて、ラシクに
うまれかわってしまった。新商品がでるたび、無くなってしまう
商品がある。当たり前といえば、当たり前のことかもしれないが、
自分の手帳がなくなってしまうことほど哀しいことはない。そう
ならないためには、ほめ続けることが肝要です。貴方の声は
メーカーに届きます。ほめられて嫌な気分になる人は、少ない。
手帳メーカーにとって、自社の手帳ほどかわいいものはありません。
特に手紙は効きます。経験者談。


千三屋(せんみつや)
『室内』編集部のち、web『歩行』編集兼発行人。
「母の骨」で世田谷文学賞詩部門受賞。「6号棟」同人。
趣味、読書。特技、書評。文房具が好きです。
web『歩行』

author:信愛書店 en=gawa, 11:36
-,
セリザワユキコ展☆Reliure 美少女と猫カレンダー入荷しました
セリザワユキコ展
Reliure

手作り1点モノのミニノートほかの作品が
たくさんならびました。



カレンダーは美少女と猫。
裏と表と両面にイラストレーションが
あるのでくるっと絵を替えて楽しむ
ことができます。

      

手描きの花や鳥がとてもかわいい
ギザギザノートとレースいっぱいの
メッセージカードです。



作品展は12月4日までです。



かわいいポストカードと封筒つきの
メッセージカードもたくさんそろいました。



今週は美少女と猫にかこまれておいしい
お茶をどうぞ。
ていねいに製本した作品もあります、ぜひ
ごらんください。
author:信愛書店 en=gawa, 11:35
-,
うえのようカレンダー『2011年 あるところに』入荷しました☆料理本・キモノ本・リンカラン、天然生活、クウネルBNほか古本コーナー充実です
2011年カレンダーコーナーにイモマンガから
うえのようさんが作品を寄せてくださいました。

   =2011年 あるところに=

    

カレンダーのようなよみもの、
よみもののようなカレンダー。

2011年をいっしょにすごすためのすてきな
カレンダーがいろいろそろっています。



茶房 高円寺書林の古書林にたのしいものが
続々入荷しています。

セレクトされたピカピカの新刊といっしょに
古本も並んでいます、価格はそれぞれについて
いますのでおたしかめください。



とくにキモノ関連のものがそろっています。
アート&クラフト好きなかたには掘り出し物が
たくさんみつかりますよ!

古本の買取は5時過ぎならその場で見積もりいたします。
量が多いときはお伺いすることも出来ますので
お気軽にご相談ください。

そしてきょうからセリザワユキコ展がはじまります。
    Reliure

s-2010Nov3 dm 010.jpg

明日から作品をご紹介してゆきましょう。
お楽しみに!
author:信愛書店 en=gawa, 11:09
-,
第一次全国キャラバン報告会&シンポジウム「戦場体験記録が語るもの」
朝日新聞夕刊1面で『語り継ぐ戦場』という連載
記事があるのでごらんのかたもあるかと思います。



そこに紹介された戦場体験放映保存の会では
12月につぎのような集会を企画しています。

第一次全国キャラバン報告会&シンポジウム

「戦場体験記録が語るもの」

日時:2010年12月11日(土)午後1時半 開演
 (午後1時 開場)
場所:イーストステージ・いけぶくろ(豊島区民センター6F)
東京都豊島区東池袋1−20−10 JR池袋駅・東口から
徒歩5分

本年は戦後65年。体験者なき“戦後“の時代を前に、元兵士
世代とその孫・子世代が集い、戦場体験のこれからを考えます。
ご参加をお待ちしております。

○映像報告会
実は自分達の映像記録を使った本格的な催しはこれが
初めてです。
保存会はまだまだお元気で直接ご自分の体験を話して下さる
「元兵士の会」の方がたくさんおられ、戦場体験を伝えるという
事ならそのほうが良いに決まっているからです。
今回はキャラバンの報告という趣旨から映像報告になりましたが
都会の証言には無い色合いや息づかいがあると思います。
その上で証言の断片映像で伝えられる事の可能性や課題を
私たちも学習していければと思っています。

○体験者と一緒に考える
保存の会は老若一体の運動としてやってきたのが最大の
特徴です。
だからこそ、自分達の記録をどう使って欲しいのか、元兵士と
考えたいと思います。それを直接聞けるのも今しかありません。
パネリストのお一人の小澤さんが「『小澤、お前は間違って
いる分かっていない』と体験者から言われるようなシンポジウム
だったらどんなに面白いだろう」と仰っていました。

     


12月11日 パネリストの方のご紹介です。

●小澤眞人氏 (1962年生) 元NHKディレクター、ラーニング
ビジョン代表
著書「赤紙 男たちはこうして戦場へ送られた」

 小澤さんは、NHKではETV特集など教育番組を中心に
制作してこられた方ですが、2,3年前にもアーカイブで
再放送された1996年のNHKスペシャル「赤紙が来た村 
誰がなぜ戦場へ送られたのかを」のディレクターです。
これは富山県旧庄内村の兵事係が敗戦時の焼却命令に
反して密かに資料を自宅に持ち帰り床下に保管していた
ものをもとに取材したもので当時市町村レベルの兵事資料が
丸ごと出てきた初めての例でした。
その後TV番組にするにはむかなかった部分を中心に上記
著書にまとめておられます。

●北村毅氏   (1973年生) 早稲田大学 琉球・沖縄研究所
客員準教授
著書「死者たちの戦後誌―沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶」 
「死者たちの戦後誌」は沖縄戦の死者が戦後どのように
扱われ、埋葬され、悼まれ、記憶され、語られてきたのかを
検証した論文で450ページ弱と質量ともに本当に大仕事です。
(以下保存会的な視点でのご紹介で北村先生には申し訳
ないのですが) 沖縄の本土復帰運動と、その後の本土との
関係という戦後史の中でたとえば「ひめゆりの物語」の位置
づけや語られ方がどう変遷したのか「証言というものが時代に
よりそった言葉である」という事を実証的に指摘しています。
一方で本の最終局面、沖縄の「平和の礎」について書く
ところにシベリア抑留体験を持つ詩人石原吉郎の次の様な
エッセイを引用しています。
「死にさいして、最後にいかんともしがたく人間に残されるのは、
彼がその死の瞬間まで存在したことを、誰かに確認させたい
という希求であり、同時にそれは、彼が結局は彼として死んだ
ということを確認させたいという衝動ではないかということであった。
そしてその確認の手段として、最後に彼に残されたものは、
彼の名前だけだという事実は、背すじが寒くなるような承認
である」
沖縄戦に限らず、証言の時代性を見る冷静さと記銘性への
強いこだわりが今回のテーマの力になっていただけると出演を
お願いしました。

●上丸洋一氏 (1955年生) 朝日新聞社編集委員・
ジャーナリスト学校主任研究員
著書「新聞と戦争(朝日新聞取材班)」

 上丸さんは、07年から1年間朝日新聞に連載された、戦中の
自社報道の検証記事をまとめたチームの中心となっておられた
方で、ご自身は南京事件についての朝日の報道の部分などを
担当しておられました

 初めて保存会を知ったのは昨年の日比谷集会、偶々前を通り
かかって立て看板が目にとまりふらっと入ったとのこと。
取材ではなかったので普通に一般入場者名簿にお名前を残し
こちらも記者とは知らぬまま“つうしん”などお送りするように
なりました。
 そんな流れで今年の中野の上映&証言集会にいらしたの
ですが、その頃、夕刊1面の『人脈記』に「戦争を語り継ぐ」
という連載企画が決まり先日18日の第1回の記事となり
ました。
 
この取材のため今回のキャラバンには9月18〜21日の
長野番外編に全日程同行してくださっています。

シンポジウムは本当に興味深い方達が力を貸してくださる
事になりました。
限られた時間、逆にテーマが目移りをして仕舞わないよう
準備をしなければと心しておりますが、この方にこれが聞きたい
という事がありましたらご連絡ください。

++++++++++++++++++++++++
戦場体験放映保存の会
→ 会のブログ 
→全国キャラバンのブログ
 
 田所智子 tadokoro@notnet.jp

〒114-0023 東京都北区滝野川6-82-2
FAX: 03-3916-2676
TEL: 03-3916-2664(火・木・土日祝)
++++++++++++++++++++++++

author:信愛書店 en=gawa, 13:36
-,
三択問題☆電子書籍&MAGAZINE&書店の物語
webニュースで速報を読んだものを翌朝の新聞で追認
する、 これがペーパー新聞のすがたとなっていますが
それにしては読みでの少ない記事があふれているので
残念です。

おこった事件やできごとの背景をさらに掘り下げて
しろうとのおしゃべりではないプロフェッショナルとしての
しごとをしてほしい。
新聞紙面には大容量の情報を掲載できる強みがある
のにそれをじゅうぶんに生かしているとはおもえない。
横並び記事ばかりでとにかく冒険が足りない、
『新』聞、という名が泣きます、これでは。

ひるがえって出版業界の話。

『我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す』
  中西秀彦 印刷学会出版部
・LIBERTINES MAGAZINE No.4
  太田出版
『ヨーロッパ 本と書店の物語』
  小田光雄 平凡社新書

    

なだらかな下降曲線(きれいな表現を使いました)で
衰退しつつある従来型の出版業界です。
数あるなかで面白いものを並べてみました。

小田さんの新書は出版と本屋に情熱を込めて入れあげた
ヨーロッパの人びとのすがたが生き生きと描かれています。
とくに書店を描く筆先には(タッチ、か)愛情がこめられて
いて、時代の空気が鮮やかに再現されています。
出版から見たヨーロッパ現代史がコンパクトにまとめられて
いる1冊です。

『我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す』、じゅうぶんに
刺激的なタイトルにおもわず手が伸びます。
京都の老舗の印刷会社・中西印刷7代目。
激変する印刷・出版の現場からのレポートと辛口の
コメントを読みながら笑ったり青ざめたりすることが
できる1冊です。

LIBERTINES MAGAZINE No.4
太田出版
特集:「本」の未来は僕らの手の中に

17本の全インタビューをしたのはブックコーディネーター
内沼晋太郎さん。
『本』をめぐって刺激的な対談となっています。
このお仕事をテーマに内沼さんをお迎えするトーク会が
あります。
通常は会員制ですが、お席がまだすこしありますので
内沼さんのお仕事に関心あるかたなどにもぜひご参加
いただきたいと考えてここにご紹介をいたします。

高円寺純情出版界12月の定例会
「内沼さんの仕事 〜未来の「本」の仕事」
2010年12月6日(月)

●定例会次第
18:30 受付開始
19:00 開会
19:00〜21:00  講師講演+質疑応答
21:00〜23:00 懇親会(会場近辺を予定)

●場所:「庚申文化会館」高円寺純情商店会集会所
高円寺北3−34−1(高円寺駅北口を出て、庚申通りを
早稲田通り方面に直進、高円寺文庫センターを過ぎて
すぐ右手に庚申塚、左手にビデオ屋ドラマがあります。
ビデオ屋の向かいが庚申文化会館です)
●入会費     500円(初回参加者のみ)
●参加費     500円/回

●参加希望者は事前に下記アドレスまでご連絡ください。
kjs2007book@gmail.com

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○氏名
○所属
○懇親会参加の可否:参加 不参加
(どちらかを削除してください)
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author:信愛書店 en=gawa, 12:16
-,
「神話のふるさと」秋津遺跡◇4世紀のあきつしまのすがたか
内田樹著『街場のメディア論』を読んでいささかもの
足りなかったのでつぎは雄山閣 『論叢 文化財と
技術1 百練鉄刀とものづくり』を手にとってみました。



古書文紀堂さんの棚にはめずらしいものがあって
出版文化の層の厚みを感じさせてくれるのが
こうした古書店さんの役割だと感心します。

       

すくない読者のためにていねいに作られた考古学の
資料集のような本ですが、6世紀のものと考えられている
藤ノ木古墳出土の金銅製鞍金具を復元する過程など
まさに生きた芸術の歴史をひもといている現場に
立ち会っているようでわくわくします。

毎日新聞に4世紀の大型建物群跡について書かれた
→記事がありました。
文献記録のすくない4世紀にこのような堂々たる施設が
あった、それだけでまたいっそう謎が深まるような気が
します。
いったいだれが作って何のために使用していたのか、
遺跡がなにを語ってくれるでしょうか、これから注目
したいものです。



考古学、古代史や歴史読み物のファンはたくさん
いますが、振り返ってみたときに、ひとりの英雄の
生きたすがたやその時代の手触りを実感したり
またどれほど栄華を極めたとしても、ときがくれば
かならず没落して終焉を迎えることがある、それを
嘆きでおわらせるか、または花の散り際として美と
見るか、それぞれの楽しみ方があるでしょう。

すっかり日暮れも早くなって、読書にはほどよい
季節の到来です。
author:信愛書店 en=gawa, 15:15
-,
武蔵野散策◇池のほとりにて
だれもが絵描き、詩人、ものがたりの主人公に
なるお池のほとりです。



さくらの季節もうつくしいけれど、紅葉の錦に
彩られた水面はまた優雅なおもむきです。



ふと足もとをみるとリンドウの群生がありました。
冬を前にてんとう虫も大忙しです。



ここは武蔵野。

     

ひろがる雑木林はいつでも薄暗く、けれど
おだやかに静まり返っています。



夕暮れの水辺で歌うひと、せりふをけいこするひと
とりとめないおしゃべりをするふたり。



ぐるりとお池の周りを歩いて、ベビーカーとゆきあう
ことが少ないな、とかんじます。
そういえば車椅子はまず見かけません。

この水辺に下りるためには階段、またはかなり急な
坂道があることをおもうと、だれでもが散策できるような
道があればどれだけ多くのひとがよろこぶだろうと
おもいました。



2010年11月24日

交通機関をはじめ社会のあちこちでバリアフリー化が
進む中、新幹線を乗車拒否される人たちがいる。
「ハンドル型」と呼ばれる電動車いすの利用者だ。

という記事が→東京新聞にありました。

気になったので見ると「公共交通機関におけるハンドル形
電動車いすの取扱いについて」という国土交通省の
→交通バリアフリー技術企画調査研究委員会報告書
ありました。(平成15年)

いわゆるバイク型の車椅子、だということから小回りが
きかず重いから公共交通機関に乗ることが困難な
場合がある。
というようなことが書いてあります。
じっさいの出荷台数はふえているし、利用者が多い
ことは予想されるのにいまだに新幹線で乗車拒否が
あるとは信じられません。
世界に冠たる新幹線、しかしじつは余裕のない設計、
それは効率をひたすら追い求めて息苦しい世の中
そのものをあらわしているようにおもいます。

もうひとつかんじたことがあります。
それは答申をした交通バリアフリー技術規格調査
研究委員会委員名簿、をながめていて、そこに
38名の委員のうちどうやら女性の名前らしい
ものが2名だけであったのです。
教授、部長、委員長、主査等々。
役職、肩書きのつくポストにいかに女性が少ないか
呆然としました。
そしてこれだけ有識者(と呼ばれるひと)が集まって
出された結論が;

”報告書に記載された対応方針が関係者の間の
共通の認識であることを踏まえ、これに沿った
対応を行うことが望まれることとなる。”

この結論をひねり出すまでたいそうな会議を重ねて
時間と費用をたっぷりかけたにちがいありません。

    

審議会もよいけれど、消費者が、有権者がもっと
声をあげて、知恵を生かさなければなにも変らない
そう思いませんか?
さてそれはどのように。
author:信愛書店 en=gawa, 12:19
-,