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10月3日;丸浜江里子「原水禁署名運動の誕生」出版記念トーク=杉並の住民パワー座談会は武藤一羊さん&松本哉さんがゲストです! #koenji #event #book
河原へ。

秋の日差しはおどろくほどまっすぐに向かってくる。
 
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夕暮れとともに蚊のご出勤。

きょうはいいものを見つけて即座にお買いものしました。

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3日の座談会の打ち合わせで丸浜さんと松本さんの店へ。

まえから探していた蚊取り線香を置けるネット、おしゃれな缶に
手作りで張ってあるんです、これは便利〜

なんと、素人の乱5号店にてゲットしました!

蚊取り線香替わりの檀香です、これでさいごまで香りと煙を
くゆらせてくれるでしょう。

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凱風社「原水禁署名運動の誕生 東京・杉並の住民パワーと水脈」

この労作はあの大戦ののちに平和で明るい昭和の時代を実現しようと
じつにたくさんのひとたちが取り組んだ記録です。

戦中の隣組制度など、たがいに自由を縛りあうようなくらしは
やめよう、だいじなことはひとりひとりがしっかり学んで言うべき
ことは自分で発言しよう。
そのような表現の自由があることのありがたさを知識人たちも
多くの市民たちも身に染みていたことが読んでいると伝わってきます。

日本だけでなく、どこの国も決して核兵器の被害者になってほしくない、
その一途な願いが冷戦下の世界の国々に届いたのでした。

振り返っていま、一段づつ平和の基礎が積み上げられてきたかと
考えたときに、答えられないような思いがします。

ひとつはあの昭和の戦争の評価、総括が十分になされたかということ。
戦争に突き進む道を強く支えた政治家と官僚たちの責任をあきらかに
することをためらった知識人階級(戦後はまだそれに該当するインテリ
が多くいたはず)の責任は大きいといわねばなりません。

東京裁判が不当であるといった論がありますが、それに見合った国内の
総括は結局のところなされることなく、結果的にだれもが責任を引き受ける
ことがなかったどころかもっとも身内に甘かった保守政党が長らえると
いう結果がつい一昨年まで続いたのでした。

非難したり、法的に裁くのではなく、都合の悪いことでも自分らの
時代の事実をありのままに残し、検証することが必要ではないかと
おもいます。
学問という名前はそういう自他ともに厳しい態度をもって臨んだときに
のみふさわしいものとかんがえます。

ことし3月の大震災、そして原発事故にたいして政治家が右往左往して
多くの被災者を文字通り路頭に迷わせたことはこの国の未熟さを
表しています。
だれもが体験したことのない悲劇的な災害と原発事故なのですから
こういうときにこそ政治家であれ市民であれそのひとの力量が問われます。

ならば、私たちひとりひとりはいったいなにができるでしょうか。

未熟な政治家をあげつらっていい気になっている場合ではないのです。

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成熟した市民社会とは、その市民ひとりひとりが尊重されることから
はじまって、あるいはそれがすべてかもしれません。
ことなった意見や信条のひとであっても、おたがいに認め合うという
そのことがたいせつで、それがあってはじめて歩み寄ることもできる
といったほうが良いかもしれません。

丸浜さんの著書は昔のできごとを振り返って書いておられますが
なんといまの私たちの置かれている日常と似ていることかとおどろいて
しまいます。

高い理想を実現することを遠い目標において、さて私たちはいますぐ
なにをするべきでしょうか。
できることをいっしょにかんがえませんか?

3日の座談会は7時より庚申文化会館にて開催いたします。
参加費500円は経費をのぞいた分を東北に義捐金として送ります。
author:信愛書店 en=gawa, 19:29
-,
「紙書林」にあらたに登場!nemunokiさんです〜ポストカードはtanakanozomi&NAKAHIROさん☆まずはすこしづつ。。 #kamimono #紙モノ
本日よりお目見えです。

nemunokiさんのすてきな紙モノはちいさなちいさなレターセットや

シールなど。

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洋風のぽち袋、といったかわいらしいちいさなちいさな紙袋。

メッセージカードやポストカードなど、これからもっと

いろいろな作品を入れていただきます。

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とてもすてきなのでまずご紹介をいたしました!

お手紙好きな、そしてかわいい紙モノに目のないかたに、

すてきな作品をこれからふやしてゆきます!



新作のポストカードはtanakanozomiさんと NAKAHIRO↓さん。

なかよしのおふたりが届けてくださいました。




放浪書房さんのアドコラージュシール、このようにシンプルな
リングノートなどに貼ると、たったひとつのオリジナルノートが
できあがります!

マスキングテープもしばらく切れていたセキミホコさんの猫柄などが
週末に入荷いたします。

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お世話になっている放浪書房、そして甘夏書店さんたちは
向島鳩の町でブック・ツリーというイベントを定期的に開催
しています。

10月はものコト市、そしてふるほん日和と楽しそうな
お祭りがあるそうです!

かわいい案内チラシもいただきました、ぜひこちらにも
お出かけください。
author:信愛書店 en=gawa, 19:24
-,
放浪書房さんの手作りオリジナル1点もの!「アドコラージュシール」入荷!=紙書林にぎやかになってきました #kamimono #紙モノ
座・高円寺で開催した「七夕★本の楽市」会場で初お目見えした
放浪書房さんの 1点モノのアンティーク・シールは大人気でした!
TOKYU HANDS大阪の梅田店に続いて東京ではじめてのコーナーです。

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バイキング??

そう、切手サイズの小さなシールからA5判くらいのものまで
それぞれに赤いがいくつかついていますので、それらの

合計が11コで500円、28コで1,000円とたいへんおとくな

バイキング方式(!)なのです。

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1930〜1970年代の古い雑誌&印刷物からそのまま切り取って

シールに加工してある貴重な1点モノばかり!

カードやノートに、マスキングテープとあわせてコラージュを楽しんで

ください。

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おとこもコラージュ、オトコラージュっていうのを広めたい!

放浪書房さんのすてきなセンスはここからきっと広がります!

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        (りぼんとミントの大冒険)

・あめりかたいりく、あんがいちいさいね!
・ふたりでたいりくおうだんしちゃいました!

よくみるとこれはルイジアナ買収(Louisiana Purchase)の
デザインでした。ルイジアナ買収とは

アメリカの歴史にはこうして世界史における領有権争いの縮図が刻み
こまれているんですね。

時代が生んだすてきなデザイン、どれも放浪書房さんのセンスで選ばれた
貴重なものばかりです!

たくさんのなかからどうぞゆっくりと選んでください。
author:信愛書店 en=gawa, 12:26
-,
「ひとりフラぶら散歩酒」@小説宝石10月号に信愛書店を紹介★大竹聡さん、ありがとう! #nishiogi #book
・やだっ。
 酔っぱライター、とかいっちゃって大竹さん。

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   (小説宝石10月号、hanaも愛読猫)

・久我山あたりから西荻まで、ほどよい散歩コースなのよ。
 だからそろそろ歩き疲れたかなー、ってころに西荻駅周辺の
 赤い灯なんかが見えてきたらそりゃもぅ。。

久しぶりにひょい、とお顔を出してくれた大竹さんでした。
レジ前にしっかり積んだ「酒とつまみ」14号も残り少なく
なって、やはり根強い人気!
でもくれぐれもお酒はほどほどにね。

その大竹さんのコラムが掲載されるあたらしい読み物が。。。

鋭意準備中。
ご期待ください。
そのようすはfacebook高円寺電子書林にもすこしづつアップ
されています。
→http://www.facebook.com/kouenjidenshishorin
author:信愛書店 en=gawa, 13:58
-,
澤地久枝さんの「琉球布紀行」をご紹介します〜文化を守る、伝えることについて。いまだからこそ。 #review
「琉球布紀行」(2000年:新潮社)


本について書く前に、染織と関係ないことを少し。去る6月15日に、「原発に
さようなら集会」(9月19日に実施)と「原発にさようなら一〇〇〇万人署名」
の二つの行動のを告知する記者会見が行われ、内橋克人さん、大江健三郎さん
らと共に呼びかけた中に澤地久枝さんがいた。会見の数日前に、私は東京・
駒場で行われた日本民藝協会の創立75周年の記念講演会に出席したご本人を
拝見した。戦前に沖縄や朝鮮の文化を守ることを主張した柳宗悦について
語った、澤地さんと日本民藝館の関わりは、「琉球布紀行」という本に垣間
見える。そして沖縄の戦前の染織の資料を見るとしたら、沖縄以外であれば
日本民藝館がよいだろう。

この本を読むにはできればハードカバーをおススメしたいが、既に出版社では
在庫がなく文庫版のみ。カバーには日本民藝館の収蔵品の写真が使われて、
これが大変に素敵なのである。白地に波と船の帆がゆらめく珍しい柄。
文庫版では違う写真となっている。加えて、文中のカラー写真が小さくなる
のも残念だ。
着物や染織が好きな人なら、ぜひ読んでほしいと思う。この本はきれいな沖縄
独特の風土に根付いた織りと染めを感性を育みながら守り続けているという
話に終始しない。著者は沖縄に2年間移り住み、大学院へ聴講のために足を
運んだ。その傍ら着物好きの著者は美しい布の生まれる場所を訪ね、それが
次第にテーマとして意識されていき、13の話がこの本にまとめられた。

   

その話は、有名な色鮮やかな紅型(びんがた)から始まる。
琉球王府御用達であった型染めの技法から生まれる紅型は、その歴史において
明治の廃藩置県の時と第二次大戦の2回、危機を経験している。登場する作り手
はたいてい皆貧しく、子どもの頃から働きに出るような生活だった。本土に
行ったら差別をされ、戦争中には悲惨な体験をして生き残った職人の話が
描かれる。
紅型の工程は、紙の型を彫って(紙に柄を切り抜く)顔料で色をつけてさらに
“隈どり”の技法で濃淡をつけ、一部は糊伏せという工程で防染をする。そして
染液に漬けて地染めをする。最後に糊を洗う。…実に多くの工程を経て紅型は
完成する。染料の鉱物性の顔料は、沖縄の強い日差しには適っている。藍染め
も本土のタデ科とは違う草を使う。気候・風土が違えば布の風合いや着物の形、
染料も異なるもの。沖縄の布にはそれが顕著である。
戦争により滅びてしまったのは、紅型だけではない。著者は読谷山花織り
(ゆんたんざ はなうぃ)を訪ねた。
この織り物は綜絖(そうこう:たて糸を上に持ち上げる装置)の工夫と緻密な
研究でよみがえった。普通に通すよこ糸に追加した糸を浮かせて模様を作る。
その復元は一人の女性の情熱によるもので、彼女は後に人間国宝となった。
織りの仕組みというのは染めに比べて理解しにくいのだが、著者は琉球絣の
工房で糸巻きから整経(せいけい:同じ長さのたて糸を機にかけた時に絡まない
よう計る)、そして機(はた)にかけて織る作業までを体験し、その苦労を
書いてもいる。私は染織の基礎を学んだこともあってか、工程が複雑な織りに
やはり心が惹かれてしまう。
著者は他に紬・上布・芭蕉布・絣・花織り・ロートン織りの現場を訪ねた。
何回も通ううちに、最初はほとんど話をしなかった作り手がポツポツと話し
始める経緯を、簡潔で的確に描写している。作り手の生い立ちや戦中・戦後で
味わった苦しみは、それぞれにつらいものだった。それでも続けてきた作り手
達の心の強さに胸を打たれる。
沖縄の工芸品を評価する時に、琉球王府の歴史や薩摩藩の圧政や1945年の
沖縄戦、戦後の占領下での生活と苦しみを知らないままでは、表面的な言及
しかできないのではないかと私は思う。一方で沖縄に住む人々が皆、詳しい
訳でもないし、沖縄の染織を応援し助言をした人の存在もそれ程知られていない
だろう。私とて沖縄を訪れたことがなく、また澤地さんの昭和の戦争に関する
作品をほとんど読んでいない。しかし、3.11後は明治から昭和にかけての
歴史ノンフィクションを読みたくなっている。この機会に他の作品を読んで
みようと思った。そして、いつか戦禍の跡と美しい布を見に、沖縄へ行って
みようと改めて思った。

澤地久枝(さわち・ひさえ)

(1930−)中央公論社に勤めながら早稲田大学第二文学部に学んだ。
『婦人公論』編集次長となったが退社。その後に五味川純平の資料助手
として『戦争と人間』の脚注を担当。「妻たちの二・二六事件」(1962)
以後、本格的に執筆を開始し、「昭和史のおんな」で第41回文藝春秋読者賞、
「滄海よ眠れ」「記録 ミッドウェー海戦」で第34回菊池寛賞を受賞。
護憲の立場から『9条の会』の発起人となり、活動している。

  :::::::::::::::::


accoさん、だいすきな工芸のジャンルについてのすてきな書評でした。
作品、そして作り手さんはいつも時代を映しているのだな、という
ことがかんじられます。

ぜひいちど澤地久枝さんの本を手に取ってみてください。
author:信愛書店 en=gawa, 15:00
-,
「夜想 bis ドールという身体」@yaso_peyotl 入荷しました◆ あかとんぼ #doll
 「夜想 bis ドールという身体」
ステュディオ・パラボリカ/ペヨトル工房より入荷いたしました。




ずいぶんとむかしのこと、学生時代にボランティア(当時はまだ
そのような言葉は使われていなかったけれど)の先輩に連れられて
みんなで東北地域の児童養護施設へ行ったことがあった。

人里からすこし離れてさびしい山の中に数軒の建物があって
いわゆるグループホーム的な暮らしをしていたようにおもう。

小柄でやせた8歳くらいのおとこのこが、朝食のパンにマーガリンを
ぬって、もう1枚のパンにはイチゴジャムをうすく塗ってうれしそうに
見せてくれた。
ほら!
と顔に書いてあって、それがなぜなのかしばらくわからなかった。

いっしょに食べているうちにそれがとても特別で、ある意味ぜいたくな
朝ご飯らしいことがわかってきた。

1枚のパンにバター(家では父の好みでバターであった)とジャムを
重ねて塗ることを当たり前とおもっていたじぶんはその少年の前で
どうやってパンを食べたのか、思い出せないでいる。

あまりひとになつかないむずかしい子どもだ、と聞かされていたけれど
庭に面した部屋に行くと玄関で脱いだ靴が外に置いてあって、先回りして
用意してくれていたのだった。
ガラス戸のそばでその子ははにかんでいた。

子どもたちといっしょに本を読んだり絵を描いたりして1日はあっと
いう間にすぎた。
あの子どもたちも働き盛りの40,50代となっているはず。
今回の大震災ではぶじだろうか、あるいは東北をはなれているだろうか。

夏の終わり、あかとんぼの群れが広い空一面を埋めていた。
東北、というときふとあの少年を思い出す。
author:信愛書店 en=gawa, 12:03
-,
だいすきなプルーン☆「ふみはずした人形展」のDMお届けします!#doll #event #koenji
いつもお出かけするとおいしいおみやげをもってきて
くださるマダムA, 大ぶりのふっくらと熟したプルーンを
いただきました。

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あまい木の実がだいすきな店長、すっかりごきげんです!

それにこれこれ!
いよいよ店長のおかあさんも参加してくれるいべんとが
はじまります!

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「ふみはずした人形展」は10月8日〜20日です。

たのしい初日オープニング、ぬいぐるみの婚活イベントからはじまって
16日には豪華二本立ての上映ショウもあるんだって!

おもいきりふみはずしますっ!
そういう映像作家さんたちにはぜひぜひおてやわらかに。。。。
とお願いをいたしました。

10月16日 映像イベント「ふみはずした上映ショウ」は
1,700円 1ドリンク付き

18:00〜20:00

  Aプロ;「ちょっとはみだしてるプログラムA」 和田監督

前座 劇団・腹肉(くにはらゆきこ)
「1分間限定パペット歌謡ショー」。

Bプロ;「映像芝居(シャッフル)」15分  吉見匡史

監督の楽しいトーク&映像パフォーマンスをどうぞ堪能してください!

本日よりDMカードのご案内をはじめました。
ひと味ちがうにんぎょうイベントにぜひお出かけください!
author:信愛書店 en=gawa, 18:09
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