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夕暮れの「ピノキオ」は教えてくれた。
夕方の混んだ南武線に若い父子の声がしていた。
京王線は?とお父さんに抱かれて、ほっぺたに吸い付きそうになって
男の子が聞いている。うんうん、とやさしく、けれど適当に答える
お父さん。

つい先ごろ、このくらいの年ごろの古い記念写真をみんなして
眺めたばかりだった。

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セピア色の写真のこどもたちは最年長でも小学6年くらいだろうか、
1歳を迎えた男の子がくりくりとした目で笑っている。

三姉妹から生まれたこどもたちはほんとうに仲良しで、まるできょうだいの
ようだった。

その写真のかわいかった赤ん坊はおとなになってもなりきれない、そんな
むずかしい人生を歩んで、春の嵐のような風が吹くなかを地中深く父母の
となりに納められたのだった。

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いとこたちはみな年相応に老けて、けれど写真の面影はちゃんと
のこっている。
一足早くに思いがけないかたちであちら側へ行ってしまったかれを
偲んでいろいろな話が交わされた。

塀の内側にあったかれが出てきたときにはすでに末期がんの父親も
亡くなっていて、出てくる息子を迎えてやりたいという父の願いも
かなわなかったという。

めんどうばかり起こす息子をなにがなんでも受け入れる親たちだった。
きっと車内で抱っこされるような、ごくふつうのかわいい男の子で
あったにちがいないのだけれど、しだいにその要求は止め処なくなった
らしい。

姉さんはかれのことを「ピノキオ」のようだ、と思っていたという。
誘惑に弱くて、いつもこころが揺れていたと。

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墓苑ではカトリックの個性的なH神父が立ち会ってくださって、一同に
「死ぬ」ということについて話をされた。
私たちをこの世に生み出してくださった神様が、もういちどその胸に
抱き取ってくださるのだから、死ぬことは恐ろしいことではない、と。

先に神様のもとに行ったものが私たちのために用意をして待っている、
だから悩んだり迷ったりしたときに、先に行ったSさんの名を呼んで
「たすけてください〜」といえばきっとなにかちからになってくれると
思いますよ、と。

あのSに助けを呼ぶのは。。とためらいも覚えるけれど、H神父様の
お話を幼いこどもたちも神妙に聞いているので感心した。

それがいつのことなのか、神様のもとへ呼ばれるのはだれにもわからない。
かれが呼ばれたときに、笑顔であったらよかったとおもうしかなかった。
author:信愛書店 en=gawa, 21:06
-,
「日本列島の誕生」いわゆる科学教育映画の3部作。こういうだいじな作品を居ながらにして鑑賞できるよい時代です。地震に満ちたこの国に選択の余地はない、のです。
地震のメカニズムがニュースで解説されるさい、あたかも常識の
ように「・・太平洋プレートが沈み込み・・」と図解されるのは
ご存じのとおりです。

でも、そのプレートってなんだろう?
いつになったら動くのを止めるのかしら?
静かになれば地震も収まるのに。

そう思ったことはありませんか?

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第39回 教育映画祭入賞作品 という映像に行き着きました。
「新しい地球の科学〜日本列島の誕生〜」
の3部作をYou Tubeで
鑑賞することができるのです。
 →第1部
 →第2部
 →第3部

地球は誕生以来46億年、と言われていますが、いまもぐるんぐるん
回りながら息づいているということを実感させてくれる映像です。

46億年のうち、大地震とよばれるものが800年おきに日本列島を
揺り動かしているとしたら、それは地球がむずむずしてくしゃみをした、
くらいものでしかないでしょう。

まだ本州の島は数十センチうごいた、ていどのことだし。
これは起きてとうぜんの範囲である、ということを地質学の専門家は
了解しているはずです。

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とくに地震と火山に恵まれたこの島国で、私たちがぶじにこれからも
生きてゆこうとおもうならば、このような事実から目をそらすことは
できないということをこの映像が教えてくれるのです。

巨大地震への備えだけでも困難だというのに、加えておそろしい核燃料や
廃棄物と同居する、それはとうてい無理だということをすべての科学者は
冷静に発言するべきなのではないでしょうか。

とくに何らかのかたちで資金援助を受けてきた科学者たちは愚の骨頂です。
この地球に対する冒涜としか言いようがありません。

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よくわからないけれどコワイ、なんだかイヤダ。
そのちいさな声を無視してひたすら近代科学は嘘の上塗りをしてここまで
来てしまった挙句の原発事故、推進してきた為政者と産業界の責任は重大
です。

それを転換させるのはかんたんではないけれど、独裁国家でない、と
いうならば今後の責任は私たちすべてにある、そうおもいませんか?
いま、判断力があると自認するものは近い未来に対して重大な責任を
負っています。

廃炉作業には短く見積もっても数十年単位でかかり、その挙句にさらに
出てくる汚染された廃棄物の安全な処理というものはほんとうのところ
不可能に近いという究極の無責任体制がこれまで隠されてきました。

「ふくいち」の事故収束の目途も立たない現状のなかで、原発を再稼働
させようというのは「だれか」の損得勘定のためであることに注意すべき
です。
いちど深刻な事故が起これば誰一人として安心安全であることは不可能で
ある、原発事故で「得」をする人などあり得ないことに気づかなくては
なりません。
そういう愚か者をありがたそうに祀り上げてきたこれまでのシステムを
いまこそ変える必要がある、というべきです。

ここまでの道のりに責任を取ろうとしないものの顔と名前をしっかりと
マークしましょう。
法の名のもとに責任を取らせること、そしてメディアを通じて知るべき
事実を共有すること、それが私たちにできることではないかとおもいます。
author:信愛書店 en=gawa, 16:32
-,
彼岸の戸口にて。 野に出てみれば。
春、お彼岸のころにいっせいに咲いてくれるホトケノザの仲間たち。

やあ、よくきてくれました!
みんないっしょに日向ぼっこしています。
 
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黄色い霞のようにふんわりと、たたずんでいるのは山茱萸
(さんしゅゆ)の古木。

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地を這う虫のきもちになって。

やがて地に還る生きものすべて、みなどこかでつながっている。
この世にあるものをだいじにしなさいよ、そういわれているような
きがした。

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三分咲きがうつくしい河津桜。

しずかな墓苑にひっそりと春がきていました。

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author:信愛書店 en=gawa, 17:44
-,
本日の買い取り情報☆Arne1~28号(そろっていません)、状態良好、発送いたします。
全巻ではありませんがArneのバックナンバーが入荷しました。

表紙もふくめてどのページも大橋歩さんの写真がほんとうにすてきです。

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すこし表紙の傷んだものがありますが、おおむね良好です。

こちらは新刊の最新号大人のおしゃれ5、もございます。

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ご希望があれば在庫確認のうえ発送いたします。
まずはメールでお問い合わせください。

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手作り大好きなRimusicaさんとちょっとおしゃれなリサイクルイベントを
相談しました。
バザー、ではなくてだいじな服やもののリサイクル・リユースのイベント。

いつか、きっと、そう季節の変わり目あたりをねらって実現したいと
かんがえています。
そのときはぜひ、ご参加ください!
author:信愛書店 en=gawa, 18:58
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メルマガ高円寺電子書林3月号;ちいさな案内しおりができました。もうすぐ配信します、ぜひいまのうちにご登録を〜!
メルマガ編集部スタッフが京都方面へと旅行をしたおりに
数か所のお店さんに置いていただきました。

全国のみなさま(といってみる)、ご協力ありがとうございました!

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メールマガジン高円寺電子書林のご案内、しおりにもお使いください。

twitterの公式アカウントは@densho_k、どうぞお見知りおきを。
いよいよ月末に3月号を配信いたします、ぜひいまのうちにご登録ください。

→登録はこちらからどうぞ。

さて、「5月のちいさな文化祭」、企画が次々と具体化してきました。
出版とメディアの文化祭、歌あり落語ありのにぎやかなGWになりますよ!
三遊亭歌太郎さんとこどもの日落語会の相談を詰めています。
ほほう〜!と言っていただけるお楽しみを用意いたしますので、どうぞ
ご期待ください!
author:信愛書店 en=gawa, 20:23
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Arne BOOKS 大人のおしゃれ5 春と夏 ’12 入荷しました;雨堤直子さんの大人の服、廣田理子さんのガラスのアクセサリー、ほか。豆書林新作は9種類の「はぎわらえの おはなしマッチ箱」&レターセットです。 

大人のおしゃれ5
目次は→こちらからどうぞ。

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雨堤直子さんの大人の服。
自分らしい服が一番!
ダニエラさんが京都でお買物。
ちょっとなつかしいに傾く春夏の服『a.』。

そして、こちらは鮮やかな色遣いがすてきな豆本の新メンバー登場です。
9種類の『はぎわらえの おはなしマッチ箱』、ほかにポストカード&
レターセットです。

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9つのおはなしマッチ箱にはそれぞれお話しの冊子とシール、そしてお守り
天然石が入っています。

豆本作品の委託販売を希望される方はそろそろ1年の切り替えなので
新規申し込み受付中です。
まずはメールにてご連絡をお願いいたします。
author:信愛書店 en=gawa, 15:15
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阿佐ヶ谷さんぽ〜 馬橋稲荷あたり。
阿佐ヶ谷駅を南口に出て、高円寺方面へと道を探してゆくと
しずかな住宅の中に馬橋稲荷があります。

ここのお祭りにはたくさんのテキヤの屋台がところ狭しと立ち並んで、
それはにぎやかなものでしたが、いまはどうでしょうか。

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春の日差しの中、かっこうのデートコースとなっているようです。

参道からすぐみえるところにあるonakasuitaさんは料理書専門の
古本屋さん。
本の楽市イベントにも参加してくれて、このジャンルでは人気の
お店です。

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Bon voyage, Bon chocola

すてきなチョコレートの小冊子を発見しました!
ほかにもかわいいZINEがいろいろ。。

いいものをみつけてください!
author:信愛書店 en=gawa, 11:37
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