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その5 柊の小径をゆく。

HHさんのつれあいは大正5年の生まれでした。

 

生きていれば99歳だったのね

 

大正4年生まれの三笠宮さまが亡くなったというニュースに

100歳、を実感したHHさんです。

 

 

すこし風が吹いているけれど、もうじき11月になるとは

おもえない温かな昼下がりに散歩に出かけたHHさん。

 

北口の女子大の周囲を何十本と数え切れないほどの

柊が生垣のように並んでいて、本日は大感謝祭!と

ばかりに咲きそろって惜しげなく甘いにおいを

ふりまいているのでした。

 

においのない花は声の悪い美人みたいじゃない、

 

HHさんの口癖です。

その伝でいえば、見えなくなるほどとおくのほうまで

こぼれんばかりに真白い花房を揺らす柊の小径は

美人コンテストのひな壇、かもしれません。

それも飛び切りの美声の。

 

その女子大で教鞭をとったこともあった、三笠宮さまを

偲んでゆっくりと甘いにおいの小径をゆきました。

 

朝早くに洗濯をして(全自動だけど)、ポテトサラダを

作ったり(塩と酢とマヨネーズを振りかけて仕上げ!)

充実した秋の1日は暮れてゆきます。

 

明日のリハビリが楽しみ、HHさん、おやすみなさい。

author:信愛書店 en=gawa, 21:58
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その4 レビーさんのお裁縫。

ねこたちはどうしてる?

 

毎日のように削り節を持ってねこたちの顔をみにきていた

HHさん、ご無沙汰のねこたちがきになるようす。

 

hana もHHさんがレビーさんになってから会えなくて

ちょっとさびしそう。

 

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ハッちゃんみたいにあそびにゆきたいな、けどおうちから

出るのもこわいし。

 

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HHさん、ハッちゃんがお見舞いにきてくれたとき

そっと骨ばった背中をなでてやりました。

ここ数年、体操教室にねっしんに通ったりしましたが

猫背がひどくなってきて、いっそう親しみをおぼえる

ようになったようです。

 

数日前から取り組んでいたジャージパンツのすそ上げが

出来上がっていました。

なにかはじめても途中でできなくなってしまう、そういう

じぶんがうんざりだ、と落ち込んでいたHHさん。

それが、前のようにそろった針目で仕上がりも上々、古い

裁縫箱を取り出してちゃんと針に糸を通すすがたは

主婦復活です。

 

きょうは冷蔵庫の期限切れ食品のチェックにきびしい目を

光らせていました。

(ちょっとやりすぎ)

 

真夏でも寒い寒いと長袖を2枚着た上にカーディガンを

羽織る、というほどでしたが、冷え込むようになっても

泰然としていられるようになりました。

なにが効力を奏してのかわかりませんが、確実に日々

健康を取り戻しつつあるHHさん。

 

前よりよくなっているとおもうの、とじぶんに言い

聞かせるようにHHさん。

希望の火をともすことができるのはだれなのか、

だれよりもよく知っています。

 

かんじんな風邪薬の袋が見えなくなったり、と

手品の技が上達して戸惑うこともありますが、これも

老人力が発達してきたとおもうようにしています。

実務上だいじなものはこちらが管理、それはほんの

わずかなものでしかありません。

だいじな思い出やお友達のつながり、それはだれにも

代わることができないHHさんのだいじな世界。

 

お付き合いがひと息ついて、でもなかなか本を読む

余裕は持てない日々が続きそう。

 

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それはひざの上にどっしりと重いねこが乗ってくるからだ、

言い訳はいつもねこのせい。

author:信愛書店 en=gawa, 21:51
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西荻きのこ村2016;会場の画像を少し〜

2016年の『西荻きのこ村』、会場はあふれるきのこたちで

たいそうにぎやかです。

12時から21時まで営業していますので、ゆっくりと

お手にとってごらんください。

 

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会場で販売中=!

『粘菌生活のススメ』、新刊ほやほや『森のきのこ、きのこの森』

『キノコと人間』、『きのこの話』、『きのこのき』。

 

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人気のきのこ切手、そろえました〜!

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りんごきのこさんの光るきのこづくり、枯木盆栽づくり、

ぜひご予約ください!

ワークショップの詳細は→http://kouenjishorin.jugem.jp/?eid=2508

author:信愛書店 en=gawa, 16:58
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その3 レビーさんのおでかけ。

わが家のレビーさん、ひどい浮腫のためもあって、すっかり

歩けなくなったHHさんでしたが、試行錯誤の末にじぶんの

ちからでできることに挑戦してみようと思い立ってくれました。

 

ひたすら下り坂の迷いの道から、日当たりのよいベランダに

思い切ってでてみようかしら、大好きなフランスパンを

買いに行こうと言い出すようになりました。

 

無料のパスを更新し(もう使えないだろうとあきらめて

いたらなんとHHさん、ちゃんと更新時期を覚えていて

手続きをするように頼まれたのです!)、バスに乗って

クイーンズ伊勢丹まで行けたことも自信になったようです。

 

往復2万円ほどかかってタクシーで行った検診も

電車に挑戦、半年ぶりの総武線も昼下がりでのんびり、

心地よく揺られて満足そうなHHさんでした。

 

昼もなく夜もなく、いったいじぶんはどうなっちゃったのかしら。。

心身の不調にひたすら不安を訴えていたHHさんでしたが、

お財布を心配するのが主婦の務め、HHさんはこうして

じぶんらしくよみがえってきたように思います。

 

可愛がっていた花たちの顔が見えるように、枯れかけた

鉢植えを並べ直してせっせと水やりをしてやりました。

ベランダを片付けて通路を広くしたので、いまでは

ゆっくりと鉢の手入れをするようになりました。

(枯葉を取ってやるだけですが、それもひとしごとです)

 

なかでもお気に入りのオンシジュームがゆっくりと

花穂を伸ばしてくれて、数か月にわたってみごとに

満開となり、大輪の黄色い花が慰めてくれるようです。

 

 

ほら、おかあさ〜ん、って水を欲しがってるよ、

そういうとほんとうにうれしそうな笑顔になる

HHさん。

手を掛けただけ応えてくれる、それがうれしい。

HHさんはいつも精いっぱい愛情を注いできました。

 

うつくしいルリマツリの青い花が伸び伸びと枝を広げて

HHさんの復活を見守ってくれています。

9月末から取り組んでいるのがポインセチアの

短日栽培、時間を決めて覆いをかけてやるのが

クリスマスまでのお楽しみとなりました。

 

ひどかった両足の浮腫もやや軽くなってきて、肩の痛みも

引いたのでリハビリもすこしずつ再開できそうです。

 

ゆっくり行こうね、レビーさん。

author:信愛書店 en=gawa, 08:45
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その2 ごちそうさま、レビーさん。餃子定食一丁あがり!

きょうはキッチン・リハビリ・デー。

 

HHさんは前日よりレシピ本をあれこれとながめては

メニューをかんがえているようす。

 

ギョーザに決定しました。

 

ユーコさんに手伝ってもらいながら、材料をそろえます。

乾物ケースからとっておきの干しシイタケをもどすのを

わすれないでね、と下ごしらえの指示が飛びました。

 

すぐおとなりのおいしい肉屋さんで豚挽きを買って、

ねぎとゆでた白菜、もどしたシイタケを刻んだら、タネを

よく練り上げて包み込みます。

 

ユーコさんにコツを教えてあげながら慣れた手つきで次々と

きれいにできあがるギョーザたち。

 

いちばん大きなあのフライパンがいいわね!

HHさんの手で並べられるギョーザたちもかしこまっています。

きれいなこげ色のついた裏を見て、お湯を注ぐと、ジュッ!

湯気がおもいきり立ち上がったらふたをします。

 

皮が透けてきたらできあがり。

芥子を添えて、いそいそとテーブルに着きました。

熱々のおいしいギョーザたちはあっという間にHHさんの

おなかに飛び込んでゆきました。

 

しばらくして、

ギョーザには芥子ではなく、なんていったかしら、あの

辛いラー油?だったわね。

でもおいしかったからいいわ。

と満面の笑顔。

 

(安全のために日ごろはガスがつかない工夫をしています)

 

HHさんはすっかりやる気が出てきて、すそが長すぎて困って

いたジャージのパンツのすそ上げに挑戦。

お裁縫大好きだったあのころの姿に立ち戻っているのでした。

そのジャージですか?

どうもやりかけのままになっているようですが。。。

 

 

HHさん、心もちは現役主婦真っ最中。

洗濯物をたたんだり、以前より雑にはなったものの花鉢の

水遣りに、と余念がありません。

完璧をめざすことが生きがいのようだったHHさん。

さいきんはできることをゆっくりと、慎重に、ころばない

ように、と心がけています。

それなのに1週間前に畳ですべって鎖骨を骨折、やっと痛みが

引いてきました。

 

なぜおなじところで(そうなんです、3回目なのです)

転ぶのかわかったわ。

琉球畳なので畳の目が市松状に並んでいて、そのうちの

縦の目のところでいつも転ぶのよ。

 

鋭い観察眼におどろきつつ、幅広のマスキングテープを

横断歩道のように10cm間隔で貼り付けてみたところ、

うまく滑り止めになってくれました。

 

 

レビーさんが我が家にやってきたのは半年ほど前のこと。

けれど、じつは数年前からときどきやってきてはHHさんを

困らせていたことがいまになってわかってきたのです。

大鍋に作るシチューがおいしいかどうか全然わからない、

それはほんとうにおいしくできているのですが、HHさんは

かなしそうにいうのです。

料理大好きだったHHさん、かたよった食生活なんて

かんがえられない、とおもわれていました。
 

お手上げでした。

専門のお医者様にいくら相談しても味覚障害の検査結果は

異常なしと出るのです。

その間に大病もして体力が弱ってきたところに、いよいよ

レビーさんの出番となりました。

 

何も食べる気がおきない、口に入れても呑み込めない。

赤信号です。

血液検査ではとんでもない栄養不良の数値がみられました。

 

胃腸の専門医もかかりつけの大好きなお医者様もひたすら

やせ細って行くHHさんの顔を見ては頭を抱えてしまいました。

どうじに両足のこわばりとひどい浮腫(やぶれそうなムクミ)が

はじまり、整形外科のお医者様もびっくり、だれよりも

途方にくれるHHさんでした。

 

そのころに見えていたものはいまとずいぶんちがいます。

HHさんにだけに見えるいろいろな客人がありました。

なつかしいひとびとであったり、知らない人の声であったり

しました。

 

みんなが心配してお見舞いにきてくれてるのね、というと

ちょっとうれしそうにしました。

なのにあれほど尽くした夫がちっとも顔を出してくれない、

冷たいもんだわ、ということもあってあの世との交歓も

なかなかたいへんです。

 

そういう時期を過ぎて、いまでは大勢の輪の中でお茶を

楽しんだり、スポーツリハビリで体力づくりに通う

ことを楽しめるようになりました。

 

おくすりはビオフェルミンだけ、というと投薬管理の

めんどうを知る方はみなさんびっくりされますが、

たまたまどの先生方もレビーさんを知らず、そのための

処方箋もまったくなかったのが幸いだったのかも

しれません。
 

昭和一桁世代のHHさん、完璧主義で突き進んできた

あのころよりも、いまはおだやかな日々を過ごして

いるとしたらさいわいです。

課題があるとすれば、来週のキッチン・リハビリは

何を作ろうか、でしょうか。

author:信愛書店 en=gawa, 20:24
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ようこそ、レビーさん。その1

さまざまな顔を持つレビーさん。

 

わが家にレビーさんがやってきた、それに思い当たるまではひたすら

振り回されて試行錯誤を繰り返す毎日でした。

 

唐突に起こる体調不良、それも矢継ぎ早の症状に日がな追われて

ほっとするまもなく呼ばれるSOSに明日はどっちだ、状態となって

しまったのです。

 

いちばん戸惑っていたのはまぎれもなくレビーさん当人で、

「いったいアタシはどうなっちゃったのかしら。。。」

いまだ経験したことのない心身の不調に不安と怖れをかんじて

さぞつらい日々だったのではないかといまではおもうように

なりました。

 

絶妙なネーミングの”青春18きっぷ”、にあるようにひとは

18歳を頂点に、あとは下り坂の人生であるともいわれます。

平均年齢80余歳、これはひととしてどうなのよ、といいたく

なるほどの余生をいかにすごすか、それが哲学と宗教の

はじまりかもしれません。

 

 

ある友人が遠い実家に久しぶりに帰った時のこと、

「父親が宇宙人になっていた。。。」とつぶやきました。

わかります、とても。

 

たくさんの(!)を覚えながらも、しかたなくしごとの

待っている東京行きの列車に乗るしかない、たくさんの

かたがおなじ経験をされていることでしょう。

 

ひとの数だけ人生があり、病があって、それに合わせて

介護やケアがあります。

マッチングの妙によって、「余生」が穏やかであれば

本人、そして周囲の人々が特別な贈りもの、『ギフト』を

受け取ることができるのではないか、そうおもいます。

 

ようこそ、レビーさん。

これは私たちの近未来です。

明るい日差しがありますように、祈ります。

author:信愛書店 en=gawa, 23:21
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10月16日の神明通りあさ市は「1歳合祭あさいちくん!」

もうじきです!

10月の神明通りあさ市は「1歳合祭あさいちくん!」

あさ市は8時より11時開催、お楽しみイベントは

9時〜10時半、ぜひおでかけください!

 

  

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西荻東銀座会若手チームの活性化委員会のお楽しみ企画です=!

あさいちくん満1歳を記念してイベントたくさん!

会場はカントリーキルトマーケットの前、無料で遊べる

工作コーナー、ぬりえコーナー、あさいちくんといっしょに

写真撮影ができる顔出しパネルなど、お楽しみいっぱい!

 

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  みんな、きてね〜♪

author:信愛書店 en=gawa, 19:11
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